ジャスティン・ノヅカ

Justin Nozuka

Justin Nozuka

"Holly(ホーリー)"
(国内盤 + DVD / US import / UK import / UK import - '12 analog)


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Justin Nozuka

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previous works

"Mr Therapy Man [7 inch Analog] [Single] " (UKimport )
"Holly [12 inch Analog] " (UKimport )
"From Toronto With Love - Virgin Mobile Festival Compilation" (iTunes)

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buttonCD review : Haolly : (08/08/15) : review by ai



 1988年9月29日生まれ、弱冠19歳のシンガーソングライターのデビュー・アルバムとなる"Holly"。その若さにして聴くものを奮い立たせる力には圧巻である。メジャー・レーベルからのオファーを断ってまでも、自身が信じたインディー・レーベルでの制作にこだわり、カナダを皮切りにイギリスを含むヨーロッパへと発売。2008年4月には、全米デビューを果たした。

 このアルバムは、母親の名前をタイトル名にしたとの事だ。愛する人を想う気持ちが託されているからこそ、子守唄のように優しく響いていくメロディー。それは、どこからともなく切なさが込み上げると同時に、目には見えない生命のような強さに溢れている。唸るように感情を表すさまに強さを、かすかに残る余韻には儚さに触れているようだ。

 もちろん、軽やかにステップでも踏みたくなる無邪気さが詰まった楽曲も組み込まれていて、いろんな角度からの楽しみ方がある。時折、耳を澄ますとフラメンコ調のように聴こえてくるなど、表情豊かに奏でられるアコースティックの音色もそれらのひとつだ。

 毎日の生活の中で隠しきれない苛立ちや不安を、誰しも抱えながら生きているだろう。そんな日々に、ほんのり灯りをともしながら、心の中を透き通っていく深みのある声には特に魅了された。

 それにしても一度聴いただけで、ここまで引き寄せるものがあるのはなぜだろうか。3歳の時に両親が離婚し、アメリカ人の母に育てられてきたものの、日本人の父を持つジャズティン・ノヅカ。ニューヨークで生まれ、カナダへ移住し過ごしてきた彼には、日本人の血が流れながらも日本を知らない。

 ただ、知りたくもあり知っていきたい場所であることは確かだ。日本での活動は、まだ記憶にも新しい。2008年7月に下北沢のライヴ・イベントやフジロック・フェスティヴァルに出演。そして同年9月、国内盤『HOLLY』が発売予定だという。

 私も同じように、幼き頃から父親の背中を知らない。少しながらも同じ境遇にいる彼が持つ、底から湧き出るような温かさに惹かれ、自分自身が信じたものを突き通す姿勢がそうさせるに違いない。だからといって時間が経つと色あせてしまうもので、その事実さえ記憶の片隅に残っている程度。しかし日本の地を踏みしめた彼が、心の奥底に沈む感情は計り知れないのだが、ここ日本を再び訪れるのも、そう遠い話ではないだろう。その時には内に秘めたものに近づけるよう、ライヴに足を運んで見ようと思う。ただ率直に、もっと知りたいという本音をこぼしたくなるほど素晴らしい作品だ。

reviewed by ai


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