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buttonCD review : Down Til Dawn : (07/04/29) : review by emi
buttonphoto report : (06/08/08 @ Buffalo Bar, London) : photos by emi



 私が始めてポリテクニックのライブを見たのは去年の夏。それも100人も観客が入ったらいっぱいになってしまうようなロンドンの小さなパブヴェニューで別のバンドのサポートで出演していた。マンチェスターから来たバンドだということ以外は何も知らずに見ていたのだけど、1曲見終わって『なんだかこいつらすごく良い!』と思うものを感じた。そのくらい彼らは良いライブをやるバンドだと言うのが、その直後に見に行った彼らのヘッドライニング・ライブにて確信することが出来た。

 あれから半年ちょっと経った今、彼らのファーストアルバムが4月30日に発売決定となった。今まで自分がライブを見て気に入ったバンドの中ではファースト・アルバムの出来にがっかりすることも実は少なくも無い。音が大袈裟にプロデュースされていて、ライブで見られる生々しいパワーがかき消され、鋭いエッジも滑らかに鑢がかけられているものもあったりする。もちろん先にライブで見ていない限り、このようなものを感じることは無いのかも知れないのだろうけど、逆にアルバムを先に聴いてライブで見てがっかりする人たちもいることだろう。

 ところがそんなのは要らない心配だった。このアルバムは、彼らをライブで見て『良い』と思った要素がしっかりと含まれている出来になっている。それだけでなく、繊細な部分までクリアに聴かせる部分もある。特に再レコーディングしなおされたデビュー・シングルの『Won't You Come Around?(ウォント・ユー・カム・アラウンド?)』はそれを顕著に感じる。この曲ではギターのメロディーが細密に聴こえる上に、ヴォーカルがライブでの歌い方に近寄ったような感じになっている。

 アルバム全体を通して聴くと、このバンドは本当にギターのメロディーが美しいと感じる。それに加えて手拍子やコーラスが入る曲もあり、のれる要素もそこかしこと盛りだくさんにある。中には影のある曲もあったりして、別な面も見せたりする。そしてスライドギターが浮遊感を持たせる『Still Spinning(スティル・スピニング)』はアルバムの中でも光る1曲だろう。

 こうやって聴いていると、彼らのライブの思い出がよみがえってくる。そしてまた見に行きたくなるのだ。


reviewed by emi


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