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いつからだろう、特定の街でなんとも言えない気持ちを抱くようになった。そのなかには堪らなくウキウキするようなものから心底滅入ってしまうようなものまで、喜怒哀楽いろんなものがあるのだけど、そんなことはハタチ過ぎるまで無かった気がする。いや、もしかしたら東京に来てからか... その始まりがいったいいつからなのか定かじゃないけど、何処から始まったのかは分かる。たぶん新宿だ。
新宿という街を歩いていると、常にすり減らされるような重い感覚をおぼえる。街自体がひとの吹きだまりというか、エネルギーが活気に変換されてないというか、なんだかオカシイ。もちろん嫌な気分になるだけじゃなくて、そこで起こる刺激的なものに目を向ければ新宿ほどオモシロイ場所はないかも知れない。ある意味で東京の縮図といえるこの街が生んだもの、そのなかのひとつが今回紹介するラッパー、ルミだ。
昨年6月に自身のレーベルSanagi Recordingsからリリースされたファースト・アルバム『HELL ME TIGHT』の衝撃といったら... スゴ過ぎでめっちゃビビった。ボクがこのアルバムを手にしたのはリリースから半年近く遅れた今年の春先。うららかな陽気にそぐわない締め付けるような危ういリリック、ドラムンベースに地を這うポエトリー・リーディング、イヤホンから聴こえてくる音楽でこんなにガツンとヤられたことは無い。ブルー・ハーブを初めて聴いたときの印象に近いけど、確かそれ以上のインパクトがあった。このアルバムは現在完売中みたいなんで、レコード店で見つけたら即購入をオススメします。
そして最近届いた12inchシングル『極楽都市 / 好物』がこれまた恐ろしい。"極楽都市"のトラックはブルー・ハーブのo.n.o、MCはルミとMSCの02(オオツ)。廃墟に居るような錯覚、不気味なトラックに民族的な女性の声、そして其処にいる無表情なルミと02は「東京、知らんぷりシティー、でも拒みもしない極楽都市」と繰り返す。逆に"好物"サイドはバッキバキのドラムンベースでテンション高め。ルミの本領発揮といった感のある捲し立て系のアッパー系、ライヴの光景が目に浮かぶ。どちらも日本、東京でしか生まれ得ないカオティックな表情。こちらリリースが10月27日、発売したばかりなんで、売り切れないうちにチェックして欲しい。
今回のシングル含め音源のクオリティがやたらめったら高いんで、ライヴしか観たことないひとも腰抜かすはず。とはいえ、あらゆる壁壊すルミのライヴはヒップホップだのフィーメルだのそんなこと抜きにして楽しめるから、とにかくライヴ。共演者もヒップホップに限らず、ストラグル・フォー・プライドやコラプテッド、面影ラッキーホール、etc... といった、どのジャンルからも逸脱した孤高のバンドが多い。どうせなら地べた這う東京でボクたちの好物ばかり頂こうじゃないか。ルミ周辺、要チェックです。
『極楽都市 / 好物』取扱い店舗
DISK UNION各店
wenod
JAR BEAT RECORD
CISCO RECORDS
ビーチパーティ(金沢)
HEART LAND(熊本)
FRANTIC(町田)
BASEMENT MUSIC(宇都宮)
OUT RECORD(名古屋)
UNDAWORK(大阪)
BLOW(大阪)
ほか全国のレコード店にて発売
ライヴ情報
12月9日 『DESTROY』
【ステージ1:Sanagi(Live Floor)】
・RUMI ・SKE(BEAT SET) ・asa ・NUMB_SAIDRUM_TakuyaNakamura
・MSC ・CIA ・KEMUI ・Dystopian Dance(RUMI_Rie Lambdoll)
・Rie lambdoll ・Tsurugi
【ステージ2:MO'FIRE(Dance Floor)】
・DJ Dazzle-T ・DJ KAJI PEACE ・MC BIG ZAI ・TYPE-D
・TASK ・D2 ・RYO141
【ステージ3:Future Daze(Chillout Floor)】
・I-tal ・HRSK ・JSD ・KANATA ・vnk ・SKY-FISH
【展示】
DYSRESTOPIA
【露店】
夢占い師HANAMU ほか
reviewed by toddy
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