北陸製菓

ReCD

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北陸製菓 : ReCD

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あまりに渋い選曲に驚きを隠せない編集長が廉価で入手可能なオリジナルを収録したCDをピックアップ。

荒木一郎

荒木一郎

DREAM PRICE 1000
荒木一郎 空に星があるように



ザ・ゴールデン・カップス

ザ・ゴールデン・カップス

ブルース・メッセージ


ザ・ピーナッツ

ザ・ピーナッツ

ザ・ピーナッツ ベストアルバム


しだあゆみ

しだあゆみ

コロムビア音得盤シリーズ


 

その差、約40年
 

 smashing.magは洋邦のビッグバンドからそこそこ名の知れたバンドまで、スマッシュ主催のライブはたいていレポートしている。と同時に、別の一面も持っている。magスタッフが、どこで知ったのやら、気に入ったバンドやイベントを勝手に見つけ、カメラ&ライターの取材を誰に頼まれた訳でもないのにとりつけて(アポなしの場合は、レポだけでも)掲載してしまうのだ。さらに、編集長hanasanは最近見た小林旭のライブ等の影響か、20代〜30代中心のmagスタッフには馴染みのなかった昔の歌謡曲のレヴューを断続的に発表している。

 そんなsmashing.magの「インディーズ発掘精神」と「歌謡曲趣向」のアンテナをまとめて刺激してくれるものが発売されている。

 地元・金沢ではハードビスケットで有名な北陸製菓より発売されているCD付き食玩、『ReCD』である。(東急ハンズやヴィレッジ・ヴァンガードで売っています)食玩で忘れがちなのは、菓子がメインであってその他が付録ということ。でも、この付録の意外性こそが人の心を掴んで放さないのも事実である。

 CDは12種類+シークレット、が存在する。クレイジーケンバンド以外は馴染みが薄いかも知れないが、今でも小さなライブハウスでコンスタントにライブをやっているアーティストばかりだ。こまめにHP等をチェックしていればきっと出会えることだろう。その中にはmagにゆかりのあるアーティストもちらほら。確実にシンパが増えつつあるザ・キャプテンズは、ライブレポートはもちろんのこと、インタヴューにまで発展している。ミルクティースもライブレポ等があるし、"ブギ大臣"ミウラが率いる酔いどれブギ・バンド、夜のストレンジャーズは勝手にしやがれの前座として登場している。さらに監修には、偶然にも"mag special with M◎D MAYDAY '04"に登場したサエキけんぞうだ。モッズ→?→歌謡曲。「?」部分に入るのは、やはり"トランス・ワールド・ビート"の日本版、GSやネオGSになるのだろうか。海外の一部の人たちにはザ・ゴールデン・カップスのボックスを欲しているというし。また、サエキがパール兄弟という風変わりなバンドで活躍していたことも、少なからず影響しているのだろう。導線を考えるだけでもワクワクしてくる商品である。

 さて、長くなったが、ざっと12種類を羅列してみよう。(シークレット除く)

■いとしのマックス(荒木一郎/クレイジーケンバンド)
■Go! Go! レンタカー(田辺靖男&中尾ミエ/ゴーグルエース)
■ZenZenブルース(中山千夏/渚ようこ)
■五ひきの仔ブタとチャールストン(森山加代子/Umekichi)
■サン・トワ・マミー(越路吹雪/夜のストレンジャーズ)
■本牧ブルース(ザ・ゴールデン・カップス/ザ・ヤング)
■恋のバカンス(ザ・ピーナッツ/スーツケースローズ)
■恋をしようよジェニー(ザ・カーナビーツ/ザ・キャプテンズ)
■ひょっこりひょうたん島(前川陽子&ヤングフレッシュ/花団)
■帰って来たヨッパライ(ザ・フォーク・クルセイダーズ/ミルクティース)
■砂に消えた涙(弘田三枝子/メトロトリップ)
■ブルー・ライト・ヨコハマ(いしだあゆみ/ザ・シロップ)

 全て1960年代の発表である。当時、イギリスではTHE BEATLESやTHE ROLLING STONES、THE KINKSらが登場し、アメリカではTHE BEACH BOYSやTHE MONKEESの"白人バンドによるロックンロール"が時代の主流となっていった時、日本では上記の曲がヒット(多少ズレはありますが)していた。哀愁をさそうものからひょうきんなものまでタイトルは様々だが、半分くらいはどこかで耳にしたことがあるのではないだろうか。歌謡曲を詰め込んだだけの食玩ならば、他にもたくさんあるだろう。しかし、オリジナルのアーティストと現役で活動しているアーティストの、趣きの違う同じ曲を一枚に閉じこめているのは『ReCD』のみ。聞き比べることができるというのは斬新で、かなり面白い。
 片方のバンドはわかるけどもう一方のバンドがわからないという部分がまず興味をそそり、12種類のどれが出るのかわからないガチャポン的なスリルと、偶然シークレットを引き当てた時の、自分だけが答えを知っている快感…。そんな占いのような曖昧さの積み重なりを自ら解決していくのが、むずがゆくもあり、楽しいのだ。男なら、プラモデル作りの過程に近いかも知れないね。

追加情報

■ReCD発売記念パーティー
 日時:12/3(金)オープン18:00 スタート19:00
 場所:六本木センセーション(03-3479-7771)
 チケット:前売り3800円 当日4300円 (チケットぴあPコード 186-831)
 出演:サエキけんぞう、ゴーグルエース、ザ・ヤング(福岡)、花団、夜のストレンジャーズ、メトロトリップ DJ・鈴木やすし(ザ・トランプ)

*飲み放題!おみやげ付き!?


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