クリス・カニンガム

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 一部で話題騒然の『ディレクターズ・レーベル』、この作品を発売の情報を知ってから待った待った。待ちきれなくてビースティー・ボーイズとかビョークとか聴きまくってたからね。なんのこった?と思っているひとへ、この作品の簡単な説明をしましょう。主にPVの監督で知られるディレクター、スパイク・ジョーンズ、クリス・カニンガム、ミシェル・ゴンドリーの映像作品をディレクターごとにパッケージして世に送り出そうというもので、PV界の大御所監督がそろってアンソロジー的感覚で一種の区切りを付けた作品集といえるでしょう。3人とも個性が異常に強いせいで趣味が分かれそうなんで、別々にレヴューさせていただきます。

 最初は、クリス・カニンガム。

 3人の中では作品数こそ少ないが、一度観てしまうと頭から離れないものばかり。彼の作品はどこか、触れてはいけない世界を覗かせるフィルターの役割を果たしてしまう宿命があるかのようだ。その点で、観なけりゃ良かったと思うほど気色悪い顔が押し寄せてくる"Come To Daddy"、"Windowlicker"は悪趣味きわまりない作品のひとつ。その顔の張本人はエイフェックス・ツインakaリチャード・D・ジェイムス本人というから手に負えない。WARP=変態というイメージはこのPVからきているといっても言い過ぎじゃないと思う。"Come To Daddy"で、テレビ画面から出てくるモンスターの気持ち悪さは貞子ばりだぜ!ホント。

 WARPつながりスクエアプッシャーの"Come On My Selector"はエイフェックスとは違ってコミカルな仕上がりで、映像に合わせて音楽を作ったんじゃないかってくらい、「コレしかない!」というハマリっぷりに脱帽。舞台が日本っていうところも興味をそそられる。やっぱりクリスの感性といわゆるWARP系のミュージシャンとのコラボレーションは最高だと思った。でも、マドンナともやってるんだよねこの人。アルバム『ray of light』に収録されている"Frozen"って曲なんだけど、荒涼とした夜の砂漠の中に体を宙に浮かせたマドンナの佇まいがスゴイ。冒頭にでてくるこの映像でまさに凍りついた。「マドンナは実は魔女なのでは!?」と思う瞬間だった。このPV制作でレコード会社とちょっともめたらしく、もう二度とビックアーティストとはやらないと決めたらしい。

 彼の最初の作品はオウテカ"Second Bad Vilbel"のPV。ロボットを使ったものなんだけど、スタンリー・キューブリックの工房で特殊効果を専門にしていた彼が、映画『A・I』の仕事をしながらビデオをとったらしい。静と動の切り替わり、音の切り貼りというオウテカの音楽性とマッチしたいい作品と言えるけど、彼はこの作品は最低最悪な出来だったと言っている(でもDVDに収録している)。バンド側にもがっかりしたと言われたそうだ。そうとうヘコんだらしくロボットは封印してたが、ついに彼が生み出したロボットが世界的に評価されることになった。その作品がビョークの"All Is Full Of Love"。

 大きく分けると一体のヒト型ロボットが出来ていく過程と、二体のロボットが抱きあうシーンのふたつしかないのに、少なくとも僕は未来の縮図を見るかのような恐ろしい印象を受けた。クリスはロボットに生命を与える技において、手塚治虫と並ぶほどの才能があると思う。アトムではなく、『火の鳥』に出てくるロビタのような悲劇的な結末を辿るロボットたちの方だが。すべて白と黒で構成された未来的イメージは映画『2001年宇宙の旅』の影響が大きいと本人も言っているが、あの映画の中で出てくるロボットも意思を持ってしまったため反抗におよぶという話で、コンセプトの部分でも影響を受けていることがわかる。ロボットが心を持ち、人間がクローン技術で量産される未来を予見させるような意味深いPVだと思う。

 誰だったか忘れたけど、「人間が想像できることは全て起こり得る」ということを言った人がいた。クリスのビデオが現実になったらと思うと夜も眠れなくなりそうだけど、彼の頭の中の空想は誰も止めることはできないわけだし、これからも想像力を刺激する素晴らしい作品を作り続けてほしい。ここで紹介しきれなかった作品もスゴイからほんと観て。次はスパイク・ジョーンズ編を書こうかなと思ってます。いつになるかわかんないけど…

 あと、補足なんだけどブックレットに写真が載ってるもろもろの作品、特にオトゥールズのPVなんで入ってないの!?気色悪くて凄そうなのに!無念…


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