The Complete Monterey Pop Festival

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 だってね、クリックしてしまったら、終わりなんですよ。Magがアマゾンのアフィリエイトをやっているのはご承知の通りで、そのわずかな手数料でサーバーの代金にしたいとか、そういったことを狙っているんですが、実をいえば、一番はまっているのがそれを仕掛けた張本人で、毎月とんでもない数の、特にDVDを買い始めているわけです。なにせ、アメリカ盤は安い。というか、日本盤が高いだけなんですが、今まで買ったので一番安かったのはThe Best of Nitty Gritty Dirt Bandで900円弱。まぁ、内容はたいしたことなかったけど、この値段だったら許せる。それに、James Brown - 13 Greatest Hitsも1000円強。おそらく、70年代後半のライヴだと思うが、解説もなにもなくてもこの値段ならOKでしょ? たいていはリージョンフリーだし、そうじゃなくてもマルチ・リージョンのDVDプレイヤーは秋葉原で8000円も出せば買えるし、かなりクオリティのいいものでも2万円ちょっとで購入可能。おかげで完全にはまってしまったわけです。しかも、映像なんてあったの?ってミュージシャンの動いている絵が見られるんでしょ?たまりません。

 でも、今回紹介する『The Complete Monterey Pop Festival』はなかなかクリックできなかったなぁ。そりゃ、内容はいいだろうけど、3枚組DVDで8500円ほど。これは躊躇する。当然だと思うけど、躊躇した。何度か注文を確定するページまでいって、そこで「やっぱなぁ、金ないしなぁ」と思って、ウインドウを閉じたことがあったんだが、でも、結局のところがクリックしてしまって、にやにやしながら何度も見てしまうという... まるでオタクです。

 それでも、これはすごいよ。すごいの一言につきる。まぁ、それじゃレヴューにならないとゆうので、説明していくと、このボックス・セットは3枚がそれぞれ独立した作品として構成されているのが特徴。

 まず1枚目となっているのが、かつて映画として公開された(はずだけど、見ていない)1本目。『ウッドストック』や『Isle of Wight Festival (ワイト島ロック・フェスティヴァル)』と同じように、ドキュメンタリー的なんだけど、こちらは完全にライヴを中心とした構成になっているもので、ロック・ファンだったらどこかで見たことがある映像がぎっしり。ギターぶっ壊し合戦になったザ・フーとジミヘンの映像は、たいていここからのものが使われているしね。

 それを懐かしいと思うかどうか、人によって違うんだろうけど、今から35年前だってのに、正直言って、古くささは全然感じなくて、逆に、あまりの音の良さにドキッとするな。どれも素晴らしいんだけど、キャンド・ヒートなんて、ウッドストックも良かったけど、ここでもすごい。それにヒュー・マセケラ。これぞアフリカン・ジャズ・ファンクよ。というか、10数年前のポール・サイモンの『グレースランド・ツアー』の映像を見たことがあるけど、正直言って、この映像の方が力強い。それと、圧巻なのは最後の最後に登場するラヴィ・シャンカール。もちろん、映画の方で音をコントロールしているから、オーディエンスの音とかが全く聞こえなくなっているんだろうけど、吸い込まれていくような音楽の迫力に圧倒されて、演奏終了後にスタンディング・オヴェイションとなるのも、十二分にうなずけるのだ。

 言うまでもなく、もうすぐ『Nine Hundred Nights』というDVDが発表されて、見たことのない映像が楽しめることになるジャニス・ジョプリン&ビッグ・ブラザー・アンド・ザ・ホールディング・カンパニーや、ジェファーソン・エアープレインもすごいし、オーティス・レディングのこの映像を見てなにも思わないやつは友達にはなりたくないと思う。ロックが好きだったら、あの時代の最もヴィヴィッドにロックが響いた時代の音楽への導入部としてこの1本目は最高だろうね。

 加えて、こうやって見てみると、それぞれのミュージシャンの演奏のすばらしさのみならず、あの時代が抱えていたとんでもないエネルギーを感じることができるのが、なによりも嬉しい。なにせ、このフェスティヴァルの中心になったのはプロモーターではなく、ママス&パパスのジョン・フィリップス。おまけについているインタヴューを見ると、(字幕ないですが)初めてとなるロック(ポップ)フェスティヴァルが開かれたこの67年、後の世のなかにとんでもない影響を与えることになったロック・カルチャーが、あのアメリカでも全く認知されていなかったことを知ることができるんだけど、そんな意味で言えば、これが後の『ウッドストック』や『Isle of Wight Festival』につながったことを実感できる。実際、まだメイン・ステージの前には椅子が用意されていて、それ以降の地べたに座り込んだり、どろどろになったりというフェスティヴァルにはなってなくて、ここでやっとなにかがすごい勢いで動き出したんだとわかるわけだ。

 同時に、どこかで35年の時を経ても、今のフジ・ロックや朝霧ジャム、そして、グラストンバリーにつながっているものも感じられる。それがなになのか、一言では説明できないけど、3年目のフジ・ロックかなぁ、ジョー・ストラマーがインタヴューで答えていた台詞そのままだろうなと思う。

「年のうちに数日でもいいからさ、時計とか、そんな日常を忘れて生きているってどういうことなんだって感じるんだよ、それがフェスティヴァルなんだよ」

 と、それがこの時代から今までもずっと続いてきたんだということを思い知らされた。そんな意味でもこのDVD、絶対に見てほしいね。

 ちなみに、2本目はジミ・ヘンドリックスのステージを集めたものと、オーティス・レディングのライヴを集めたもの。すでに発表されているものだから、説明の必要もないけど、こんなの、文句言えるはずないですから。ジミヘンがギターをぶっ壊し始めたときにオーディエンスの顔が抜きで入るんだけど、呆然としていたオーディエンスがいっぱいいたということからもわかるように、このライヴがジミヘンを圧倒的なロック・アクトとしてアメリカに印象づけたのは周知の事実。いやぁ、とんでもない。

 ちなみに、ジミヘンのパートにはザ・フーのピート・タウンゼントのインタヴューが収録されていて、「くじ引きで出演順を決めたんだ」なんて話が入っているのも、面白かった。

 一方で最後の映像となってしまったオーティスもとんでもない。彼こそがソウルなんだというのを否応なしに思い知らされてしまうこの映像は有無を言わせないほどの圧倒的な迫力を持っていて、この映像を見ることなしにソウルを語るのは間違っているんだろうなと、実際に思うんですよ。もちろん、ライヴ・レコーディングとかいろいろあるんだろうけど、これを見なくて死んだらいかんよ、と、つくづく思いました。

 ここでも26歳で死んでしまったオーティスのマネージャーだったポール・ウォールデンのインタヴューが収録されていて、いろいろな裏話を聞けるんだけど、これも泣かせるのよ。これが単独で発売されていた映像作品に収録されていたかどうかは知らないが、これも嬉しいな。

 さらに、(これは風の噂の聞き書きですが)以前発表されていたものよりも音質が格段に良くなっているとのこと。音の良さはDVDを見ていて、単純に思ったことだけど、以前とは比較にならないらしいです。それだけでも、これは見てほしいし、聞いてほしいと思いますな。

 ということで、最後の3本目に未発表だった映像2時間分が収められた部分なんだけど、これに関しては続編で紹介します。ちょっと長くなりすぎちゃったし、ここまで書いてきて息が切れてしまったので。あしからず



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