Ben Harper & The Innocent Crimiinals

Ben Harper

Live at the Hollywood Bowl
US import / 国内盤 (2/25発売)

この原稿をアップした時点で、US importは日本のDVDプレイヤーでも問題なく再生できます。加えて、日本語の字幕も選択可能。(残念ながら歌の字幕はありませんが)

 
The official site :

http://benharper.net/

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buttonalso recommended. (DVD)

Plesure and Pain
Ben Harper
国内盤 / US import

also available. (DVD)
Circuit 1:4』(US import)
CircuitというDVDによる音楽雑誌。インタヴューやビデオ、写真などが収録されているようです。

270 Miles From Graceland
to Bonnaroo 2003
』(US import)
(Bonnaroo 2003フェスティヴァルのDVD。他に、Medeski Martin andiWood、Robert Randolph & theiFamily Band、Sonic Youth、The Roots、The Allman Brothers Bandなど、20バンド以上の演奏を収録。日本用DVDプレイヤーでもみられるようです)

2to Bonnaroo 2002』(US import)
(Bonnaroo 2002フェスティヴァルのDVD。他に、PhishのTrey Anastasio、DeadのPhil Lesh & Friends、The String Cheese Incident、Jack Johnson、渋谷を演奏しているGalactic、Norah Jones、Robert Randolph & The Family Band、The Dirty Dozen Brass Band、Jurassic 5など、20バンド以上の演奏を収録。日本用DVDプレイヤーでもみられるようです)

Standing in the Shadows of Motown』(US import)

Motownを支えたThe Funk Brothersをバックに"Ain't Too Proud To Beg"と"I Heard It Through The Grapevine"を歌っているところ、インタヴューを収録。日本用DVDプレイヤーでの再生はできません。ただし、VHSも入手可能で、こちらはもちろん問題なし。安いし...

One Love: Bob Marley All-Star Tribute』(US import)

Tracy Chapman、Lauryn Hill、Chrissie Hynde、Erykah BaduなどがMarleyゆかりの人たちと演奏したトリビュート・ライヴで1999年にジャマイカで開かれたもの。Benは"Get Up Stand Up"を歌っています。

buttonalso recommended. (CD)

『Welcome to the Cruel World』
US import / 国内盤
『Fight For Your Mind』
US import / 国内盤
『The Will to Live』
US import / 国内盤
『Burn To Shine』
US import / 国内盤
『Live From Mars』
US import with 『Diamonds on the Inside』 / UK import / 国内盤
『Diamonds on the Inside』
US import / 国内盤 - CCCD
『CD Box Collection』 (collection of the first 3 albums)
US import

So High So Low, Japan only 6 trax EP - CCCD』
Live! Japan only 6 trax live
I AM SAM』(sound track - 1 track only)
チベタン・フリーダム・コンサート』(live - 1 track only)
AVALON BLUES A Tribute to the Music of Mississippi Jhon Hurt』(compilation 1 track)

buttonmag files :
buttonこれが心を揺さぶる歌、そして、音楽だ : (01/6/17&18 @ Shinjuku LOFT) : review and. photo by hanasan
buttonツェッペリン・ファンも満足! : (01/6/17 @ Shinjuku LOFT) : review by nob, photo by nishioka
buttonphoto report : (01/6/14 @ Osaka Big Cat) : photo by ikesan
buttonphoto report : (99/2/3 @ Shinjuku Liquid Room) : review and photo by hanasan

 
これほどのライヴはみたことがない
 

 ベン・ハーパーとの出会いは今から10年ほど前にさかのぼる。ロンドンのちっぽけなクラブ、Subterania。おそらく、イギリスでは最初のライヴじゃなかったかと思うし、集まった客も100人もいなかったように覚えている。あれ以来、何度も彼のライヴを見て、とんでもない感動を体験しているのだが、その最たるものがサウンド・チェックの時間ももらえずに、Jazzmatazzの前座としてエリザベス・ホールに出演したときだろう。当時、ほとんど無名だったベン・ハーパーが演奏を始めても、ほとんど彼を無視していたのがオーディエンス。彼らのざわめきが消えることはなかった。ところが、演奏が進むにつれて、そのざわめきが消え、彼らがベンの演奏に引き込まれていったのだ。

 特に圧巻だったのは、バックの演奏を止めさせて、マイク・スタンドの、そのまた前、ステージのエッジに立ったときだろう。確か、Like A Kingではなかったかと思うが、拳を高く突き上げて、マイクを通さずに彼が歌い出したとき、水を打ったように静まりかえったのがオーディエンス。そのなかで彼の声がどんどん大きく聞こえていったように思えていた。そして、演奏が終わるや静まりかえっていた会場に嵐のような拍手と叫び声が溢れ、スタンディング・オヴェーションでショーの幕を閉じることになる。残念ながら、その後のJazzmatazzがどれほど退屈だったかは、いうまでもないだろう。

 それからだろうか、ベン・ハーパーはイギリスやヨーロッパ、そして、オーストラリアを中心に確実に人気を獲得し、多くのオーディエンスを集めるようになっていった。特にヨーロッパでの人気はすさまじく、その断片はベンのおじいさんやお母さんまで登場するドキュメンタリー『Plesure and Pain』で垣間見ることができる。(ちなみに、今回紹介するライヴDVDも傑作だが、この作品も是非チェックしてもらいたい傑作だ。)

 一方で、アメリカではそれほどまでの反響を生み出さなかったと聞いていた。その理由はよくわからないが、アメリカが生んだ遺産とも呼べるブルーズやジャズ、R&B、ソウルといった音楽がまともな扱いを長い間受けなかったことからも、そのあたりの事情は想像できる。以前、ここで紹介した『American Folk Blues Festival 1962 - 1966 vol.1 & 2』の映像も本家、アメリカではなくドイツから登場しているし、昨今の状況を見ていると、マイケル・ムーアのテレビ・シリーズ『アホでマヌケなアメリカ白人』で伝えられるアメリカ人のあほさ加減が手に取るようにわかってしまうのだ。

 それでも、やっとアメリカでも正当に評価され始めたのだろう、今回届けられた、ベン・ハーパーにとって初めてのライヴDVDとなるこの作品が収録されたのはハリウッド・ボウル。このライヴの巻頭でも本人が語っているように、伝説的なミュージシャンが数多く登場した巨大な会場だ。しかも、ここが完全に埋まりきっている。

 その喜びを率直に語りながら進められるこのライヴの素晴らしいこと。何度彼のライヴを見ても決して手抜きなんぞ感じたこともなければ、それぞれの瞬間に全ての魂を込めて演奏する彼の姿にぶっ飛ばされ続けてきたのだが、ここに収められているライヴの迫力には背筋がゾクゾクさせられっぱなしなのだ。照明や演出、カメラ・ワーク... そんなことを考えることもなく、ただただストレートにベンと無垢な犯罪者たちの演奏に引き込まれていく。これこそ本物の音楽が持つ計り知れない力の証明なんだろう。

 1曲目の"Glory and Consequence"から最後の"Like A King / I'll Rise"まで15曲で約2時間の映像をすでに何度も繰り返して見ているんだが、飽きるどころか、ますます魅力をましていく。圧巻なのはラスト、ちょうど何年も前に見たエリザベス・ホールでのライヴを思い起こさせる"Like A King / I'll Rise"。この1曲のためだけにこのライヴDVDを手にしてもいいと思えるほどの迫力をどうやって説明すればいいだろう。というか、これを見なくて、なにを見る?これこそが音楽に求めてきた感動の瞬間じゃないだろうか。

 昨年のフジ・ロック・フェスティヴァルに登場したのがベン・ハーパー。あのときの演奏がどれほど素晴らしかったか、多くの人たちから耳にしているし、あれを体験して彼のファンになった人も多いことだろう。所詮、家のなかでちんまりと見ることしかできないのがこういった映像作品。そういった意味でいえば、目の前で演奏されるライヴを越える感動なんてしれていると言えなくもない。が、それでも、ここに収められている演奏にぼろぼろにされてしまうのも確か。ファンだったら、間違いなく持っていなければいけないほどの傑作だし、チャンスがあったら、是非見てもらいたい傑作ライヴがこれだ。

 もちろん、彼のライヴ未体験だったら、なによりも絶対に体験すべきだろう。音楽で涙を流し、身体を震わせ、生きていることの意味を感じることができる数少ないアーティストのひとりがベン・ハーパーだと思う。この3月に実現する彼のライヴには是非足を運んでもらいたいものだ。

収録曲

1. Glory & Consequence
2. Excuse Me Mr.
3. Brown Eyed Blues
4. Temporary Remedy
5. Gold To Me
6. Sexual Healing
7. Steal My Kisses
8. Diamonds On The Inside
9. Amen Omen
10. Burn One Down
11. With My Own Two Hands/War
12. Walk Away
13. Waiting On An Angel
14. Blessed To Be A Witness
15. Like A King/I'll Rise

その他、ボーナスとして

Ground On Down (Soundcheck Performance)
Glory & Consequence (Backstage Acoustic)
With My Own Two Hands (Music Video)
Diamonds On The Inside (Music Video)
Photo Gallery
などが収録されています。また、来日情報はこちらで確認できます。


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