ROVO
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live at liquid room 2001 05,16』

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button初の札幌公演大盛況! : (03/6/13 @ 札幌ベッシーホール) review and photo by ysmz
踊る行為は本能的なもの


 山本精一(ボアダムス)、勝井祐二(デミセミクエーバー)、益子樹(ダブ・スクワッド/アスラン)を中心としたユニット、『Rovo』です。

 音楽を簡単に説明すると、踊る為の音楽であるダンス・ミュージックです。さて、この「ダンス・ミュージック」という言葉からどんな音楽を連想しましたか? 「テクノ?」「ハウス?」「ジャズ?」「ロックンロール?」今挙げたどのジャンルにも当てはまらないのが『Rovo』なんです。

『Rovo』はバイオリンを主体とした音楽をやります。電子音はさほど使いません。そこにエレキ・ギター、エレキ・ベース、ツイン・ドラム、パーカッション、シンセサイザーが絡み合います。曲によってはドラムのみの曲もあります。リズムは変則的です。8ビートだとか、4つ打ちだとか、そういった規律を持ったリズムではないです。はっきり言って、踊りにくいとも言えます。でも人を躍らせてしまう。僕は『Rovo』のライヴに少なくとも5回ほど行ったことがある人間なのですが、踊っていなかった人を見たことがありません。踊りにくい音楽なのにみんな踊り狂ってしまう。なぜなのか?

 あるアーティストが次のようなことを言っていました。「ダンス・ミュージックといえば、人々はテクノだとかそういったレイヴを連想するかもしれないけど、実は、一番人を踊らせてしまう音楽は、アフリカの民族音楽なんだ」。つまり人の「踊る」という本能的なものにダイレクトに訴えかけてくるダンス・ミュージックはアフリカ音楽のパーカッションなどから生まれる独特のリズムである、と。そのアフリカ音楽のリズムを取り入れたのが『Rovo』です。

『Rovo』はCDよりライヴの方が数倍良いのでライヴ盤を紹介させていただきました。アフリカ音楽の要素が強烈に伝わってきます。ライヴの臨場感も伝わってきます。さきほどから「アフリカ音楽、アフリカ音楽」と連発していますが、ギターの入れ方やバイオリンの擦れ具合に焦点を当てて聴いてみても面白いです。プログレ的アプローチも取っています。

 ところでバンドのリーダー的存在である山本精一はこうも言っていました、「僕らの音楽を理解できる人はあまりいないだろうね。せいぜいバッファロー・ドーター止まりでさ」。

 さて、どうなんでしょう。僕はそうは思わない。一番人を躍らせてしまう音楽がアフリカ音楽だとすれば、『Rovo』の音楽は人間の本能的な部分、つまり誰にでも響くものだと思います。それに、ダンス・ミュージックは世界共通語のはずなんだから。



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