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かしこまるべからず
冒頭であっという間に流れていく道路の破線が、そのままSORROWの疾走感と重なる。この先には何があって、どんなことが起こるのだろう、という常に新しいものを探し求める気持ちが正直に表われた部分が、たまらなく好きだ。ときおり盛り込まれるフラッシュバックのような映像が、メンバーとオーディエンスの気持ちが同じレベルにあると物語っている。すべてが、おそらく何も考えずに、自然発生的にそうなったんだろうけど。
オーディエンスのひしめき合うフロアから撮られたライブ映像はお世辞にも綺麗な映像とは言えないが、それがいいんだ。そもそもかしこまって見るべきバンドではないし、見れるわけがない。オーディエンスもはっちゃけているし、その中で一人足場を固めて冷静に撮るもんではないのだろう。観点が違うんだ。ライブの楽しさや熱気、衝動を伝えるにはこれしかない、オーディエンスの目線から撮った映像しかないだろう? 結果、感情移入しまくりの自分がいるわけで、このレビューは一億三千万分の一にすぎない私が、感じたことを綴ったレビューだ。ということで、異論、反論は両手を広げて受け付けます。
"Gitanda"のコロッセオへと闘いに向かうようなイントロでライブははじまる。以降、計13曲、ロックンロールが鳴り響き、光を背にして立つメンバーのシルエットやもんどりうったオーディエンスの様子、匂いが充満し、むせ返ること間違いなしだ。政治的な歌詞を歌う川村カオリの眼光は鋭く、"Woe Rain"では「アルカイダの女性、妊婦…」と始まって、最後に「Pease」と歌われる。その表情をぜひ見て欲しいと思った。
時折盛り込まれるオフショットで、例えば「ライブも楽しいけど、バスでの移動も楽しい」とMOTOAKIが言うところとか、川村カオリがSORROWのSEで使っているルナサとの偶然の出会いを嬉しそうに語っているとか…、メンバー、スタッフみんなで楽しんでいる感が出ていて、気持ちいい。楽しむ中にも教えられる部分があって、考えさせられたりもする。そこにもインタビュー形式で踏み込んで、ツアーで起こったトラブルといった出来事をいろんな角度から記録しているのは、すばらしいと思う。
「NO ROCK,NO LIFE」by MOTOAKI、「川村カオリさんカッコいい! 川村カオリ最高!
×3」by 髪を立てた女の子。どれだけレビューでごたくを並べても、こんな言葉にゃ勝てねぇよな…。
reviewed by taiki.
*なお、SORROWは11月26日より郡山を皮切りに全国10箇所を回るconfution tour 2003が始まります。詳しくはこちらをご確認ください。 |
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