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昨年末からイギリスを始め、ここ日本を含めた世界各国のロック媒体で話題になっているニュージーランドの期待の新星"THE DATSUNS"のデビュー作。
とにかくコイツら、ヤバイくらいに"ROCK"している。MC5、THE STOOGESの破れかぶれの突進力、MOTORHEADばりの暴走っぷり、AC/DCのソリッド感且つブルージーな味わい、そして第2期DEEP PURPLEのバンドの各パートが束になって襲いかかってくるかのような破壊力etc、これらの偉大なるROCK界の先人達のクールなエキスを至極たんまり吸収し、排出される彼等のサウンドはもうそれだけでカッコ良さが保証されているようなモンだ。また彼等のサウンドはそんなワイルド&タフな感触の中にも超ド級のキャッチーさ、ポップさをも兼ね備えた男臭くありながら尚且つファニーというユニークなものに仕上がっている。全ての楽曲に"THE DATSUNS印"というものがしっかりと刻み込まれているから凄い。アルバム1枚目にして自分達の個性を見事に作り上げている。田舎ならではの情報欠如により他の何にも紛れることなく培養され得たこのピュアなROCKは今の時代だからこそ逆に新鮮に響いてくる。
もうのっけからエンジン全開である。1曲目の良い意味で古臭いギター・リフが唸りを上げた刹那、我々は途端に彼等の奏でる超濃厚なR&R一大絵巻に引き摺り込まれてしまう。引くことなど一切無しにハイ・エナジーなR&Rナンバーが次々と繰り出されていく様は圧巻だ。6曲目、7曲目のクールさなんてマジ奇跡的!それは高揚感をも飛び越え、射精感ないし絶頂的快感すら味わわせてくれる。そのテンションは終始ダレることなく最後まで我々のケツをこれでもかと言わんばかりに蹴り上げ続けてくれる。
だからと言って彼等のサウンドは決して精液や淫汁が飛び交うようなダーティーなものでも周囲を威嚇しまくるようなマッチョ的なものでもなく、先にも述べた通り、汗臭さの中にも"FUN"の要素がふんだんに盛り込まれているので、野郎共だけでなく女の子なんかにも充分にアピールし得るものである。実際、彼等のライヴには若い女の子達が結構居るのだ。そのライヴではCDで聴くのより何倍もカッコ良く、その上オーディエンスを目一杯楽しませてくれるからまた素晴らしい。もしアナタがROCKに熱さ、カッコ良さ、楽しさを求めている人であれば是非とも彼等の音に触れてほしい。必ず何か感じるモノが有る筈だ。
THE DATSUNS kick your ass!
これからROCKシーンを思う存分引っ掻き回してくれや!
reviewed by 太田一幸.
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