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今回のアルバムはやたらポップになってるっていう前評判を耳にし、今までのブレイクビーツっぽい感じが好きだった僕としては、どうなんだろ?的な思いで聴いてみたんだけど、これ面白いです。完全にやられてしまいました。
『このCDがあればあなたのそばにもヴァーチャルラジオ空間が!』
なんだか意味がわかんないけど、こんなキャッチが似合いそうな本作。このCDは1枚目の『3PM』が午後3時という昼間のラジオ番組を、2枚目の『3AM』が午前3時という真夜中のラジオ番組を想定して作られている。
まず3PM。始まったとたんサイバー空間へ引きずり込むような音楽がかかり、ジャンキーXLがプロデュースするラジオ番組がスタート。ここち良いダンスビートが響きわたり、少しするとどこかパンキッシュな女性ボーカルが飛び込んでくる。この辺ほんと気持ちいい。このパンキッシュな声の主はブリットポップの歌姫サフロン。彼女だけでなく、このアルバムには多くのアーティストが参加している。パブリック・エネミーのチャック・D.、ゲイリー・ニューマン、元スペシャルズのテリー・ホール、フィーダーのグラント・ニコラス、ザ・キュアーのロバート・スミス、デペッシュ・モードのデイヴ・ガーン、オランダのスーパースター、アノーク、インフュージョン・・・これでもか!という程のさまざまなジャンルの大物だらけなんだけど、そのすべてのアーティストの持つ力と魅力を最大限まで引き出し、なおかつ自分の土壌で躍らせている。
この人にとって、ジャンルの壁なんて全く無いんでしょうね。SeparuturaやDOG EAT DOG、FEAR FACTORYなどの濃すぎるアーティストのプロデュースをやったと思いきや、ロックンロールの帝王 Elvis Presleyを21世紀に蘇らせ、Elvisの持ち味を損なうことなく、自分の土壌で躍らせてしまうというもんの凄いことをやってのけてしまうんだもん。
この人って何のジャンルの人?って正直思っちゃいます。
さて2枚目、3AM。こちらも1枚目同様、Junkie XLのバーチャルラジオ空間に引きずり込まれるようなサウンドからはじまり、最初はまどろみの中にいるようなアンビエント。しかし中盤からはゴリゴリの悶絶ダンストラック!!特に6曲目"BREEZER(featuring Sasha)"〜7曲目"NUDGE"のあたりやば過ぎ!夜中なのにキターーー!!って叫んでしまったもん。UnderworldやChemical Brothersが一気に頂点まで上っていったときと同じような空気を感じます。Elvis VS JXLではなく、Junkie XLとしてバカ売れするのも時間の問題でしょう。
reviewed by walk.
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