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Banda Bassotti的世界の旅 〜 抵抗の歌を鳴らせ!〜 - intro -
まずはじめに… この原稿を書いているさなかにバグダッドへの爆撃が始まった。前日の朝日新聞夕刊には、『ありがとう、ブッシュ大統領』と題されたブラジル人作家パウロ・コエーリョのメッセージが掲載されていた。
ありがとう、すでに軌道してしまっている歯車をなんとか止めようとして街路を練り歩く名もなき軍勢である私たちに、無力感とはどんなものかを味あわせてくれて。その無力感といかにして戦い、いかにしてそれを別のものに変えていけばいいのか、学ぶ機会を与えてくれて。
ジョージ・ブッシュは新保守派のシオニストに操られた、裸の王様だ。9・11の同時多発テロでさえ、ホワイトハウスを牛耳る新保守派たちが、少なくとも事前に計画を知りながら圧力をかけて黙認した可能性、そして黙認以上の可能性を、英紙ガーディアンやBBCが特集していた。9・11後、対テロの名目で国防予算は倍増し、新たなスパイ省庁を作り、国民を監視体制に置いて、今度は根拠のないテロ警報を乱発して国民に心理的なプレッシャーを与え続け、思考停止に追いやっている。
イラクへの攻撃が開始された今、彼らが切実に望むものはなによりも、アメリカの正当性を裏付ける「イラクの生化学兵器の使用」だろう。もしそれが報じられれば、ぼくらはマスメディアの報道を額面どおりに受け取ってはいけないのかもしれない。 新保守派が掲げる民主主義とは、アメリカの伝統的な覇権主義的価値観に基づいた、限られた少数による権力支配だからだ。
ありがとう、ふたたび私たちに、たとえ私たちの言葉が聞き届けられることがなくとも、少なくとも自分は黙っていなかったのだ、と感じさせてくれて。それは将来において、私たちにより以上の力をあたえてくれることになる。
ありがとう、なぜなら、あなたがいなければ、私たちは自分たちに人を動かし、動員する力があることに気づかなかったはずだから。その力は今すぐにはなんの役にも立たないかもしれないが、もっと後になって必ず役立つはずだから。
それゆえ、どうかあなたの朝を、そしてそれが今のところまだ、もたらしているであろう栄光を、充分に味わっておいていただきたい。
reviewed by ken.
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