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Royksoppはノルウェー・ベルゲン出身の2人組。最近ノルウェーからは数々のアンビエント/ダンス系の新しいアーチストが出てきて、さながらNew Franceと化しているが、その中でも特に注目度の高い彼等。既にシングル"Eple"と"Poor Leno"が音楽シーンで話題になり、その後の満を期してのファースト・アルバムが,この"Melody A.M."である。
このアルバムは息が止まりそうになる程、美しい。ラウンジとエレクトロニック・ファンクが合わさった暖かくてファジ−なアンビエントダンスが映画音楽的な構成の壮大と混じりあって、なんとも不思議な浮遊感の漂う音楽として仕上がっている。このアルバムを聞いていると、何千もの小さな泡に包まれて、部屋が上昇していっているような柔らかい気持ちになるので、夜にソファーで聞くのがお勧め。
同じく最近のスカンジネビアン・シーンで注目されているKings Of ConvenienceのErlend Oye(いつもは歌っていない方)が話題になった"Poor Leno"と新しいシングル曲になった"Remind me"を共作し、ボーカルもとっているが、彼のソフトで女性的な声はRoyksoppの音楽とぴったりと結合している。Kings Of Convenienceの音楽を聞いていても思うのだけど、Royksoppの音楽も、寒い土地で暮らしている人々が、暖かさを求めながら音楽をつくったらこうなったという、伝わってくる気温の低さと気持ちの暖かさの共存が独特の浮遊感を生むのだとおもう。Bel Cantoなどのグループで知られるAnneli Dreckerも一曲ボーカル参加をしている。
前出3曲以外にも、オープニングを飾る"So Easy"ではバート・バカラックの曲をハウスビートに乗せながらもほとんど神聖的な感じに仕上げているし、"Royksopp's night out"では、ミラーボールの下でというよりも、北極光の下でという彼等の土地の夜が伝わってくる。厳しいんだろなー、冬。
曲の順がLPとCDでは違い、構成にもこだわっているし、アレンジの少し違う曲もあったりしてよく考えられている。よく、初期のAIRと比べられているが、彼等のほうがスペーシーでメロディも深いし、曲層も厚くよりリズミカルであると思う。未来への強い興味を感じさせるこれからの彼らがどうなっていくのかとても楽しみだ。ミュージックビデオも可愛いよ。
reviewed by naoko.
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