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--24年間の歴史を凝縮した、渾身の1枚--
今も愛され続けるPaul Weller。彼の歴史を語ると、ジャムやスタカン時代も含めなければならないので、ついつい長くなってしまう。しかし「この1枚があれば、言葉なんて薄っぺらいものに過ぎないんだ」そう思える素晴らしいアルバムが到着。Paul Wellerの24年にもおよぶ音の遍歴が、全て凝縮されている…それが10/24に発売される「Days Of Speed」だ。ライブアルバムほど、好き嫌いがハッキリしているものはないだろう。私もどちらかと言えば好きではない。しかし、今回の「Days Of Speed 」は別だ。
これは2001年2月に、UKとヨーロッパ各地で行われたソロ・アコースティック・ツアーの中から選りすぐられた18曲を収めたもの。今まで収録されなかったアレンジだというだけでなく、ソロになってからは、ほとんど人前で披露されることのなかったジャムやスタカン時代の楽曲も演奏している。これほどに、価値のあるライブアルバムが存在しただろうか。実は、近年のPaul Wellerの曲はあまり聴いていない。なぜか… 大して理由はないのだけど、どちらかと言えばジャムの頃の音が好きだから、その頃の匂いを失いたくなかったのかも知れない。でも、今は後悔している。彼は変化しながらも、根底の部分を残し続け「今」を大切に生きていると感じたからだ。
ギターの良さをふんだんに生かし、全ての飾りを一掃した楽曲達は、生々しく強い。そこにアコースティック・ライブの醍醐味であるムードと切なさがブレンドされ、この上ないほどの儚さが表現されている。原曲とは、まったく異なったアレンジが「今」の彼を感じさせ、改めてPaul Wellerの偉大さを見せつけられた。
このアルバムはジャムのファンの人も、スタカンのファンの人も、ソロになってからのファンの人も満足するだろう。その証拠に、私の身体を彼の声と音が流れて止まない。やっぱり、永遠のモッズ・ヒーローPaul Wellerは唯一無二の存在だ。きっと、これから発売される彼の曲達も、そうやって愛し続けられるだろう。
reviewed by shoko.
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