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私は現在イギリスに住んでいるが、今、イギリスでとてつもなく盛り上がっているのがこのQueens Of The Stone Ageだ。
まず、このバンドのCDを探しにいってびっくりしたこと。Rocks&Popsのコーナーにない。そう、このバンドってメタルだったんだ。最近になってよく感じることだけど、ジャンル分けって本当に難しいと思う。例えば、現在のRadioheadがやってる音楽なんて完璧ロックからはずれたダンスというところだけど、これからも彼等はロックバンドと言い続けられるだろう。このQ.O.S.Aだって誰が聴いてもロックと言うだろう。ただ、このはちゃめちゃ感とエレキギターのフィーチャーのされ方はメタルにつながるところがあるのかもしれない。そして聴き続けるうちになんとなく納得できるような気がする。
彼等の1st Single, 'The lost art of keeping a secret'は夏頃、ちょうど彼等がRading Festivalと、その前日のFoo Fightersのギグの前座として登場した頃にラジオでヘビーローテーションされはじめ、それからというもの、ラジオのオンエアチャートで1位になってしまう程の盛り上がりとなった。
最新シングル、'Feel good hit of summer'がラジオで流れてくるとすかっとする。静かめでメランコリックな曲ばかりがミュージックシーンを占領し、それにうんざりしてたためだと思う。この曲はAt the drive inに筆頭するぐらいのクレイジーさと勢いを持っている。歌詞なんて、'Nicotine, Valium, Vicodan, Marijuana, Ecstasy, and Alchohol...Cocaine.'をくり返しているだけ! 最大にタブーな言葉をただくり返し叫んでいる。シンプルすぎるメロデイに合わせて狂ったギターがそのスローガン歌詞と共に曲を進行させる。なんてバカでクレイジーな曲なんだろう、と笑えてくるけど、なんとも不思議なことにこのシンプルで計算されてないクレイジーさがくせになってくる。
このバンドの曲に驚かされるのは、シンプルなのにどこかリスナーの心をくすぐるフレーズがあるということ。例えば、個人的に一番のお気に入りの'Better living through chemistry'。どこかで聴いたことがあるようなメロデイだったりするのにそれは思い出せない。彼等の全くオリジナルなんだろうけどなんだか知ってたような、そんな異様なかんじを覚える。この曲のギターが歌ってる感じとか聴いててすごく気持ちいい。いつからかギターバンドからこんなギターの感じが消えていってしまった気がする。ギターは曲の裏でがちゃがちゃ鳴らしている、という風にしか聴こえてこない。だけどこのバンドのギターは昔のスエードやマニックスのように、ギターが歌っている感じでこれがすごくいい。テクニック重視、とかでもなく。
そして、このアルバムは、曲と曲の間に「一息」がない。曲が終わると同時に次の曲が始まる。普通のバンドがこれをやったら息がつまるだけのことだが、このやり方は実にこのアルバムに合っている。このバンドの勢いをいい具合に象徴している気がする。
Q.O.S.A.はイギリスでは今最高に注目されている新人バンドである。この間のUK TOURのギグはSOLD OUTの為、見れなかったが、(このバンドを注目しはじめたのが遅かった、ってこともある。くやしい!)この勢いは絶対にLiveで体験しておきたい。近いうちにまたTOURをやってくれることを期待したい。
reviewed by 高橋絵里.
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