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てっきり"ニュー・クラッシック・ソウル"かと思ってしまった。3月頃音楽雑誌に目をやると彼の新譜リリースの告知が載っており、その中に"リック・ルービン"の文字が… デビュー作が店頭に並んだ時ジャケは見たが、リスニングまで行かず「ふ〜ん、出てるんだぁ」で済ませていた。いやぁ、デビュー作からチェックしておけば良かったぁとツクヅク感じさせた今作でした。
スウェーデン生れの彼。父親はジャズ・トランペット奏者の故ドン・チェリー、姉妹には「バッファロー・スタンス」等のヒット作を持つネナ・チェリー、ティティヨがいます。その容姿から最近のクラッシック・ソウルやベン・ハーパーの様なブルースを思い浮べるかもしれません。
果てさて、その実態は… ベン・ハーパーに近いブルースのモノもあれば、トム・ペティやカウンティング・クロウズと云ったアメリカン・ロックに近い感じのモノも多い。ベン・ハーパーがスピリチャアルでブルースに根差した感が強いとすれば、彼はロックに近い感じでしょうか。400万枚のセールスを記録し、グラミー賞などにノミネートされたデビュー作を気に入り、リック・ルービンがプロデューサーに。7曲目では義姉ネナ・チェリーとの共演を果たしています。またヨーロッパ・ツアーでオープニング・アクトを務めてくれたプリーチャー・ボーイのクリストファー・ワトキンスがギターで参加しているのも今作の味付けを良くしている。ボーナス・トラックで大復活を果たしたサンタナのアルバム「スーパー・ナチュラル」収録曲「ウィッシング・イット・ワズ」のリック・ルービン・ミックス(この曲のプロデュースはダスト・ブラザース)とL.L.クールJのヒット・アルバム「ノック・ユー・アウト」のタイトル曲を収録。オリジナルのハードさを知っているヒトにはこのヴァージョンは面白いかも。
ここのところオモシロイ作品をリリースしてナマで観て見たいと思わせるアーチストが多い。その中で早くも彼は今夏私たちの前に姿を現してくれます。苗場で体感してみようではありませんか。
reviewed by 水津千尋.
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