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もうすぐレイジ・アゲインスト・ザ・マシ−ンがやってくる。非常に楽しみである。昨年富士ロックで彼らを観たのだけれども、翌日が仕事だったのでライブの途中で私は帰ってしまった。帰ってきて私はかなり後悔した。「あ−、やっぱり全部観るべきだった。」と。今回の来日はそんな私にとっての雪辱戦である。早く来い、レイジ。
レイジのライブに備えて彼等の3枚目のオリジナルアルバムとなる「THE BATTLE OF LOSANGELES」を聴き込んでいる。はっきりいってこのアルバムは良い。音全てが確信に満ちている。どういう事かと言うと、前2作と比較して音質がかなりライブに近いのである。ライブを聴いているかのような迫力がそこにある。1曲目"TESTIFY"から12曲目"WAR WITHIN A BREATH"までの怒涛の攻めは思わずこっちが「まいりました」と言ってしまいそうである。少なくとも私はそう思っている。
歌詞の内容は英語なので直接意味が伝わってこないのがとても歯痒いけれども、ボ−カルのザックの経験、思想、訴えみたいなものを私は彼等の圧倒的な音楽を通じて感じ取っている。いや、感じ取っている気になっているのかもしれない。彼等の音楽に向かう姿勢および音楽以外での活動、政治や圧力団体に対する真摯な姿勢がそうさせるのだ。わたしがレイジの音楽を聴くたびに思うのは、このバンドは本当に「戦っているな」という事である。外部の圧力に対する反抗の姿勢はこのバンドのアイデンティティなのだろう。その源となるのはもちろん「怒り」である。人間は怒った時が一番恐いし一番かっこいいのである。温厚な馬場より何かしら怒っていた猪木のほうが人気があったのと同じだろう。ちょっと違うか。要はレイジはカッコよいと言いたいのである。レイジは全般的にアメリカ国内の諸問題もしくはその周辺を題材にするので日本人の私としてはちょっと「怒り」の実感がわきづらい。でも何とかしてレイジと同じぐらいの「怒り」を感じたい。そこで私は日本の政治を考える事にした。
実は前からこの事が言いたくてしょうがなかったのだけれども、例の森総理の「神の国」発言についてである。森総理の発言自体はこの人は元々こういう人だという諦めみたいなものがあったので、その内容自体はいまさら追求しないし、きっと多くの新聞で取り上げた通りなのだろう。私が問題にしているのは「神の国」発言をした場所の「神道政治連盟国会議員懇談会」という会についてである。この会はどういう会なのだろうか?一応ニュ−スで説明してはいたのだが、どうやらほとんど自民党議員で構成されているらしく「神の国」発言はその席上でのリップサ−ビスということである。一国の首相がリップサ−ビスをするということはそれだけ「神道政治連盟国会議員懇談会」というのはでかい組織なのだろう。本当はそんなに気にしなくていいのかもしれないが、「神道政治」という部分が気になってしかたがないのである。う−ん、うさんくさい。
今は衆議院議員選挙真っ盛りであり、いろいろニュ−スで取り上げられているけれどもレイジの確かな音に触れるたびに日本の政治はひどく曖昧なものに思える。6月25日が投票日でちょうどレイジのライブでもある。曖昧な選挙と確かな音のライブの戦いか?強引だけれどもとりあえずレイジ、早く来い。
reviewed by nagata hirosi.
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