Fuji Rock Festival '99 in Naeba, Niigata(1999年7/30〜8/1)
 今年も行ったぜ、フジロック。お前らは行ったか?

39000円のチケット代は確かに高かった。僕の場合、3日間のチケット代込みの総額が 6万円を余裕で超えた。おかげで僕の夏休みはあの3日間で終わってしまった。今年か ら実家を離れて自活しているからお金ないんです。それでも僕は行ったよ、フジロッ ク。だって、フジロックだもん。どんなに生活苦しくても行くでしょ。お金がなくて 行けなかった人、仕事や諸々の都合で行けなかった人、最初から行く気がなかった人 、御愁傷様でした。フジロックに今年もいったぼくは、おかげで死ぬ程素晴らしい思 いをして、また来年のフジロックまで元気に生きていく活力を得て帰ってきました。 ピース。

   今年のフジロックは素晴らしかった。行った人達ならみんなわかるでしょ。今年こ そが本当の意味での、日本初本格的ロックフェスティバル成功元年なのだと僕は思う 。僕らもフェスティバルの楽しみ方を心得てきた。ライブを見るだけがフェスティバ ルじゃない。日高さんが最初から言っていた意味が、ここにきて僕らにやっと実感と して伝わった。日高さんの思い描くフェスティバル像と僕らの思い描くフェスティバ ル像がやっと一致したのだと思う。だから今年のフジロックは素晴らしかった。路上 駐車もなし、ライブ演奏中の中断もなし、ついでに会場のゴミもなし。あるのは、素 晴らしい音楽と、素晴らしい自然と、素晴らしくいい顔をしていたお客さん達。本当 に素晴らしい。 みんなもフジロックに来ればいいのになあ。GLAYに20万人も集まるならさ。

   それにしても、山の緑だとか、空の雲だとか、夜空に輝く星をこんなに意識して見 たのいつ以来のことだろう。木陰に吹く風だとか、草の上にじかに寝ッ転がるってこ んなに気持ちのいいものだったけ。一昨年は雨のせいで寒すぎて、去年は暑すぎて、 自然には毎年やられっぱなしだったけど、今年の自然はなんだか優しいものだった。 凡庸すぎて腰が抜けそうな物言いだけど、身も心もあらわれる気持ちがしましたよ、 本当に。自然って素晴らしい。心からそう思いました。

   生きていくのは大変だ。実家を離れ、自分の力だけで生きていくつらさをはじめて 知った。御飯を食べ、家賃を払い、その他諸々の普通に生活していくための最低限必 要なことをしていくだけが、こんなに大変なことだったとはね。でもね、多分大丈夫 。これから先の生活がどんなに辛くっても多分大丈夫。だって僕にはフジロックがあ る。秋がきて、冬がきて、春がきて、また夏がくれば、僕にはフジロックがあるんだ から。

  Reported by タロウ


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