Saint Etienne at 渋谷クアトロ(1999年6月11日)
「世界一Quattroが似合う奴等」

そんな表現がぴったりの様な気がしてならないst etienneの東京公演。
個人的には3度目の対面だ。
So toughリリース後の初対面、あの時はステージのバックにフランス映画の 1シーンを繋ぎあわせた映像を流しながら、sarahが数々のヒットナンバーを 披露していた。その後映像はスライドに変わり、今回はsylvieのジャケットを 飾ったデカ・プリントのみという、なんだか徐々に質素化している様な気が しないでもないのだが、ところがどっこい、前回勢いに任せて出てしまった 学園祭の即席バンド的な演奏はすっかりなりを潜め、終始安心して楽しめる ステージへとレベルアップしている。
盆踊りをsarah風にアレンジしたような得意のかわいい”フリ”も健在だ。

6月10日クラブクアトロ。
Nothing can stop usでスタートした本公演、前作の名曲Hug my soulや Like a motorway、おまけにレアトラック(?)Hit the brakesなどを 盛り込みながらも最新albumからのラインナップが中心の構成。
今までのお決まり定番曲は影に隠れ、Good humorを前面に押し出している辺り、 やはり本人達にとっても特別な思い入れがあるのだろうか。
しかしながら観衆もこれに答え、心より楽しんでいるようである。
これもピチカートの小西氏あるいはカジ ヒデキ氏のお陰なのだ(ホンマか?)。

途中ファンがHobart pavingをリクエストする一幕も。しかし急に言われたって 歌えないのだー、とばかりにライブはそのまま進行し、He’s on the phoneで一旦 ステージは幕を閉じた。
と思いきや早い早い(笑)。アンコールの拍手が鳴り出したと思ったら、あっという間 に カムバック。「リクエストにお応えして」とばかりにHobart pavingを熱唱。
会場は微動たりもせずに静まり返るが、リクエストした彼はきっと涙もんの感激だっ た に違いない(あくまでも想像)。
Spring、AvenueでFINALとなった、たった一日の東京公演。
成長の証は全てsarahのおへそが物語っていた。

Reported by トガシ イサム


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