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さすがに世界を制し、いまや絶頂期にあるビースティ・ボーイズの貫禄が十分感じられるライブだった。ブロックで仕切られてはいたが、スタンディング・フロアの客は当然のごとく大盛り上がり大会で、特に僕のいた2−Lブロックはメロコア系の暴れん坊集団がゴロゴロいて、ブラー「ソング2」のビデオのような勢いでバンバン体当たりを繰り返し、金網デスマッチの様相を呈していた。無論、僕も連中が巻き起こす被害に巻き込まれ、最悪だったのは「ボディ・ムーヴィン」とラスト「サボタージュ」といったクライマックスの演奏の最中、かかとを踏まれ靴が脱げそうになったことだ。オレも跳びたい!という思いもむなしく、四方からのプレッシャーに押され、なかなか靴が直せない。NO! 結局、なんとか靴を戻して、踊りに加わるも不完全燃焼に終わり、あー悲しい。大損害だよ、全く。 今回のハロー・ナスティ・ワールド・ツアーの目玉である期待していた円形ステージはこのドデカいアリーナであるのに姿は無く、失望...。セットの規模が縮小されようが、真ん中にステージを置くコンセプトは貫いて欲しかった。しかしまぁ、初めてナマで聴いたけど、マニー・マークのキーボードは絶品ですな! 客のリアクションはそれまでとはうって変わって恐ろしく無反応と、かなり冷たいものがあったけど、彼を加えたセットがあったおかげで、ライブとしては引き締まったものとなったし、来て良かったなと自分の中で納得することもできた。あとDJのミックスマスター・マイク。わざとなのか何回か間違えたりしてたけど、こういう本場のプロ中のプロのDJプレイはマジで凄かった! 結局「ファイト・フォー・ユア・ライト」をやらなかったのはイケず...と感じたが(いまのビースティーズがやるとも思えないが)、アリーナでも意外と音が良く、気分爽快の一夜だった。 Reported by 小川竜郎 無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to 小川竜郎. They may not be reproduced in any form whatsoever. To The Top. |