ザ・クロマニヨンズ @ 万国博記念公園もみじ川芝生広場 (23rd Jul '06)
FM 802 ミート・ザ・ワールド・ビートより
ウェブ上では噂にはなっていた。多くの人が垂れ流すテキストを見て確かに興奮もした。期待もあったし、自分の中では確信に近いものを今にして思えば持っていたのも事実だ。だけど、それをこの目で見るまでは信じられなかった。本気で信じることは出来なかった。そう、ヒロトとマーシーがまたバンドを組んだなんて。
スペースシャワーの電波にのって我が家に届いたのは、ロックの衝撃だった。革ジャンを着ピョンピョン飛び跳ねるボーカリストと、ヨレヨレのシャツを着たギタリスト。ベースとドラムスは変わっていたけど、鳴らしている音は最高のロックンロールナンバーだった。そう、ヒロトとマーシーが帰ってきたんだ。ステージの上に、しかも、2人一緒にでだ。
大阪のFM802主催のイベント「ミート・ザ・ワールド・ビート」の舞台に突如登場したザ・クロマニヨンズ。フジロックやライジングサンにもブッキッングされ、ぽっと出の新人ではないという噂は色々な所で囁かれていた。そして、遂に正体をを表した時、ステージに立っていたのは甲本ヒロトと真島昌利の2人を含む4人組のバンドだった。ブルーハーツを解散し、ハイロウズの活動止めた後、2人のロックンロールシップの新しい形がこのクロマニヨンズってことだ。
今日(7月23日)披露されたのはド直球のロックナンバーが5曲。投げたのは直球だけだったけど、思いきり豪速球。リフもビートも凄くソリッドだった。何よりも言葉の切れ味が最高だった。「弾丸ロック」やら「キラービー」とか、一言でぶっ飛んでしまうような言葉をビートの上を泳がせる。キレキレだ。言葉から発生するイメージがとても力強かった後期のハイロウズとは異なり、凄い瞬発力をもって脳味噌に叩き込まれてくる。バンドの音がやけに激しく聞こえたのもそのせいかも知れない。
色々言いたいことはあるけれど、今は2人がステージに戻ってきたことを単純に喜んでいたい。僕らが聞いた音は幻なんかじゃないんだ。そこにロックンロールがあるんだというリアルをビンビンと感じさせてくれる音だった。そんなリアルを引きずって縦横無尽にロックンロールフィールドを駆け回る姿を期待してしまう。そんな喜びで頬が緩んでしまうステージだった。
初体験はフジロックのホワイトステージ。あいつらの前で拳を振り上げるのが楽しみだ。気付けばあと5日。本当の夏休みがやってくる予感がする。
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The Cromagnons
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