極東最前線〜What can you see from your place〜 ツアーファイナルレポートシカゴから始まったカーシヴとのカップリング・ツアー『極東最前線』は10/30日大阪心斎橋BigCatでファイナルを迎えた。 |
1stセットではイースタンユースとツアーを共にしたカーシブがステージ中央にチェロ弾きを構え、ディジタルな打ち込み音とのアンサンブルを奏でる。陶酔感と圧迫感を融合させたような音でeasternフリークを出迎えた。 途中、吉野がステージに飛び入ると、オーディエンスは一斉に歓喜の声をあげ、鈴を振りながら踊る吉野に便乗する。 |
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遂にeastern youth降臨! 「はばかりながらけーって参りやした」と一言挨拶をかますと、彼らの帰りを出迎えるかのように、凄い数の拳が天に向かって振り上げられる。序盤から全開のeastern youth!3曲目には"青すぎる空" "かかる暮らしの味気無さ" 怒り、涙、この世の虚しさを全身全霊でぶつける吉野の人生観が心に映し出される。 "いずれ暮らしの果てに散る" 哀愁漂う歌詞をオーディエンスは拳を握りしめ熱唱する!誰もがeastern youthを深く再認識した瞬間だった。 |
演奏中とは一転して、静かにギターのコードを鳴らしながら、ツアー中の大事故の話などしみじみと語る。このギャップが、うまく会場の空気を入れ替え、次の曲へとつないでいった。 ラストは世界の空を見てきた吉野が語る!「色んな町に行ったけど、どこも同じなのは、澄み渡る青空と"世界は割れ響く耳鳴りのようだ"」と同曲を披露! |
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![]() report by ttakahiro and photo by keco *なお、写真は東京公演のものを使用しています。あしからず。
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「ありがとう!」と爽やかに去って行くメンバーに?アンコール?の嵐が舞う。 一息ついて、幾分か優しい顔にもどった吉野は「長かったよ、アメリカ行ってこっちに帰ってきたら、夏も終わってたよ」としみじみ語り、あの曲を匂した。 「準備はいいかね若造達よ!」と吉野。 "夏の日の午後"の口笛が静かに響き渡る。ボルテージは最高頂に達し、もう過ぎてしまった夏の日を大合唱! "蝉時雨と午後の光 まだ生き果てぬこの身なら罪も悪も我と共に在りて" ラストは大きなモーションで足踏みをしながら"踵鳴る"で幕を閉じた。30を越えた人間のいったいどこにこんなパワーがあるのだろうか?そんな疑問にかられるが、eastern youthは衰えるどころか、「元気出せ若造よ!」といった兄貴っぷりを見せてくれたファイナルでした。 |
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