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例えばレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを聴いて、アメリカの矛盾や緒問題について真剣に考え始めた奴がどこかにいるだろう。スティングのファンになったのをきっかけに自ら環境保全に本腰を入れ始めた奴がいるだろう。U2に憧れるあまり、国際紛争を大学の専攻にしてしまった奴が...これは僕の友人に実際にいたりする。
だけど、はじめに音楽ありき。ミュージシャンの持つ主張や思想をたとえ抜きにし
たって、そこに残った曲は大抵の場合素晴らしいものが多いのだ。 |
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| さて、そんなわけで、サルサ・ガムテープだ。かしわ哲氏率いるこのバンドはザ・スリーピースの梶原哲也と永野かおりをメンバーに加えた大所帯の「バリア・フリー」バンド。知的障害者が多数参加するこのバンドは、宿命として社会的な視線を集めることも多いと思う。ボランティアで長嶋茂雄氏がレコーディングに参加したというのも一般には大きな話題性だろうし、実際に障害者関連のイベントで演奏することは多い。そんな彼らが活動することは確かに、大切で当たり前のことを再認識させてくれる。音楽の素晴らしさに垣根はないこと。ハンディキャップなんて関係ない世界がそこに存在すること。 |
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だけど、ちょっと乱暴にいえばそういったことは(素敵なことではあるけれど)二次的な要素だ。それ以前に、純粋に音楽としての評価でサルサの演奏はカッコイイのだ。特に、ライブだ。リズムがぴったりとハマッた時の圧倒感がすごい。バリア・フリー・バンドとかの予備知識なしで観ても、立派に他のバンドを食ってしまう迫力を 持っている。 |
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持ち曲はもちろんオリジナル。チャック・ベリー・スタイルのR&R調の曲から、スカやレゲエのリズムを取り入れたもの、ちょっとボサノバ風のアレンジを感じるものまで様々な要素を取り入れている。この辺はかしわ氏のディレクションによるものか。そういったバリエーションあふれる楽曲を、多い時には10人を超える打楽器隊が雪崩のようにたたみかけて演奏する。もちろんザ・スリーピースにおけるリズム隊の二人がボトムを支えていることは大きい。だが梶原自身が「ライブを観てホレちゃってね。僕のほうから参加させてくれって頼み込んだんですよ(笑)」と言うように、このバンドはすでにミュージシャンとして実績のあるメンバーに依存しているわけでは決してない。 そんなサルサ・ガムテープは今年とうとう音源も発売され、フェスティバルの出演 も噂されている。これからも多くの人々が彼らの演奏を聴く機会は増えていくだろ う。そんな時にはまず、本当に単純に音楽としての良さに耳を傾けて欲しいと思う。 |
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昔、smashの日高大将のメッセージで、こんなニュアンスの文章を読んだ記憶がある(出典どこだっけ・・・)。 「ナワン・ケチョやトドス・トュス・ムエルトスらは独自の政治的主張を持っている けど、フジロックに出て欲しかったのは、彼らが純粋に素晴らしいミュージシャンだ からです」 サルサ・ガムテープも、その衝撃性からしてフェスティバルが似合うバンドである ことは間違いないので(例えば渋さ知らズやオゾマトリのように!)、ぜひとも大自 然の不特定多数のオーディエンスの中で、あの演奏を聴いてみたい。 |
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サルサガムテープのホームページ上法をご存じの方がいらっしゃいましたら、こちらにご連絡くださいませ。 サルサガムテープ ライヴ・スケジュール
3/29(土) 吉祥時ワープ
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