フジロック02グリーンステージでの彼らの演奏は圧巻すぎた。彼らの登場までいつかいつかと待つオーディエンスのテンション。あの広く感じるステージにたった4人なのにその広さを埋めてしまう存在感。4人のガッチリと結合されているそのテンション、サウンド、フィーリング。苗場では演奏すべてが全力疾走で、またそれが味わえることを楽しみにここ、さいたまスーパーアリーナに僕は訪れた。メンバーが登場して、なんとフリーはこの時点でブリーフにオレンジのニットというキュートな格好。この格好でcalifornicationなどシュールな曲も演奏する気なのだろうか?![]()
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「by the way」の次は、「scar tissue」「around the world」「universally speaking」と続く。CDで聞く「universally speaking」はアンソニーの歌がとても気持ちよい曲だけど、ライブでだと、メンバーみんなリズムにあわせ縦にジャンプしながら演奏する。その跳ねながらのグルーブがまたいい。しっとり聞ける曲が盛り上がる曲に変化している。そして、「scar tissue」「universally speaking」などの「聞く」タイプの曲を歌うアンソニーの歌唱力が素晴らしい。Red Hot Chili Peppersとは、本来は尋常ではないライブのエネルギーに、アンソニーの迫力あるパワーラップというイメージだったのに対し、「under the bridge」などで当時からも垣間見れていたもうひとつのRed Hot Chili Peppersの才能、可能性がこれらの曲で開花していた。そして、決して歌を聞くだけの曲ではなく、尋常ではないエネルギーから生まれていた「グルーヴ感」が、CDではあまり感じられなかったのに対し、ライブでは全開であった。グルーヴとメロディアスの融合。そんな「scar tissue」「around the world」「universally speaking」らだった。![]() report by taku and photo by nishioka. *なお、写真は2日の幕張メッセでの公演を撮影したものです。 |
![]() そしてライブは中盤に。ジョンがギターを白いギター(ホワイトファルコン)に持ち替え、「Otherside」のアルペジオを弾き始める。そして今思えば、このあたりからジョンが全開になるターニングポイントとなっていた。どこか見るものの息を止めさせ、自分のイマジネーションの世界に引き込むような緊迫感。そして「Don't forget me」に続く。 この曲が本ライブのなかで、僕のなかで最も素晴らしかった。その「Don't forget me」とはどんな曲なのか。その世界観を少し(僕なりの解釈になりますが)解説したいと思います。詩中に登場する「アンソニー」の存在が、現実にしっかりと存在していないような抽象的な存在で(「俺はあなたのベットルームに存在するあなたを包み込む海」だったり、「独房にいるようなこころの中に輝く虹」だったりする)「アンソニー」のそばにいる女性も少し現実感が無く、逃避しているような存在に書かれている。 |
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