Trans Am / Thrill Jockey's 10th Anniversary
OCEAN ( Hackney, London)(2002年9月15日)
 世界中をツアーしながら行われているThrill Jockeyレーベルの誕生10周年記念ライブのロンドン公演に、先日行ってきた。私の目当てはTRANS AM。ステージを見るのは初めてで、以前から持っていた"シンセを中心に使って、どうしてこんなに音を厚くできるんだろう"という疑問の答えを見つけてやろう、と意気込んでいた。変なレコードジャケットも気になっていたし...

 TRANS AMがステージに現れた時、一瞬、DURAN DURANかと思った。ベースなんて白のタンクトップに細めの白ヘアバンド、そして汚れの全くないエアジョーダンといういでたち。顔にはアイドルスマイル。こうきたか!と彼等のいでたちにニヤっとさせられたのつかの間、ステージが始まるやいなや上半身裸になったドラマーSebastian Thomsonに私の目は釘付けになった。

 彼はスネアでドラムマシーンのプログラミングされたパターンのようなリズムをたた き出す。スティックをツイストさせたりクルクル回しながらの彼のドラミングはIron Maidenを彷佛させるハードロックのもので腕も相当。これが、TRANS AMがスマートなシンセ音楽グループに終わらない秘密だったのか!ボーカルもとる彼は、正にパフォーマンス、音楽共に要の存在。他のメンバーも楽器をとっかえひっかえの多忙ぶりで、飽きさせる事なく、テンションは上昇しっぱなし。

 そして私は、まるでロックコンサートにいるようにガンガン飛び跳ね続け、ステージの最後にドラムセットのシンバル達に炎が灯った時には"これはヘビーディスコティックだ"と有るか無いかも解らないようなジャンルの名を叫んでいた。今回披露した新曲達が古い楽曲に比べて、少し面白みに欠けていたのが、些か残念ではあったが、ステージは見ごたえがあった。彼等にはぜひ、この少しおバカな熱さを失わないでいてほしい。

report by naoko.


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