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昨日までは久しぶりの雨。しかし今日は半袖で充分の、暑さを伴う晴天ナリ! まるで遠足へ行くみたいに先週からこの日の天気を気にしていたのは、今日、愛しの氣志團のフリーライブがあるからだ。あぁ愛しの。 去年彼らのGIG(ライブのことを彼らはこう呼ぶ)を興味本位で観てからというもの、も〜っかなり夢中。ハマりました。バカバカしくて、楽しくて、懐かしくて、でも懐かしすぎて意外と新鮮だったりもして、カッコ良さもちゃんとあって、ライブがあると聞くと、 何日も前からめっちゃワクワクする。そんなバンド、ほんとに久しぶり。 そんな彼らが、原宿で〈氣志團による暴動〉を起こすべく、行われたフリーライブ。いやぁ、似合わないと思っていたけど、意外にも青空と氣志團。合うもんですなぁ。團長!! 代々木野外ステージといえば、みんな色々思い出はあるでしょうが、自分にはTHE BLANKY JET CITYのイメージが強い。単車がたくさん代々木公園に停まってて、暑いのに皮服着たヤバそうな兄ちゃん達が代々木を占領した、あの伝説のフリーライブ。 しかし今日は氣志團だもんね〜。いつものことながら、意外と普通の格好をした普通の人達が多い。ちなみに観客もみんな学ラン&セーラー服着てる訳ではございませぬ。(←中にはいるけど)割り込んでくる無礼な渋谷ギャルもいれば、30代ぐらいの男性陣もいるし、高校生もいるし、フリーライブらしく、たまたまデートコースで紛れ込んでしまったような人達もいる。こんないたって普通の人たちが、新たなる伝説を...作りましたよ! 氣志團と共に!! さて私はというと、2時の開始に間に合うように30分前には現場に着いたのに、想像以上の人の多さにビックリ。見渡す限り人の山。でも柵の外なら大丈夫かと、できるだけ前へ行き、よーしのんびり見るぞ〜。なんて...とても甘かった。ライブ開始5分で柵の外でも押し合いの大混乱。始まる前に既に気分が悪くなりかけてた女の子に、友達が「(ライブが)始まれば良くなるよ」と言っていたけど、良くなるかい、オイ!と突っ込みそうになった。気持ちはわかるけど。く・苦し〜っ!! ライブは、"デリケートにキスして"(もちろんアニメ『クリィミーマミ』からタイトル拝借。)"雷電""鉄のハート"(名曲)"ONE NIGHT CARNIVAL""ゴッド・スピード・ユー"と十八番なナンバーが一気に続き、みんな踊る踊る。跳ねる跳ねる。そして観客は増殖するばかり。まだまだ増える。 5曲程終わったところで、一息ついて、MCへ。ボーカルの翔やんの声はかすれまくってるけど、メンバーのテンションは、さすが伝説を作る男達。かなり高い。しかも、いつもに増して、とっても気持ち良さそう。さらに日差しと風も、暑さを通り越して心地良くなってきた。いい感じのメンバー紹介&客いじりになってるぞ〜。 それにしても、いっつも思うのだけど、時代錯誤な出で立ちである、永遠の不良(もちろん長ラン&短ラン)姿に、マンガ『湘南爆走族』(おもしろいので古本屋かマンガ喫茶で見かけたらぜひお読みください)をまんま地でいくような、リーゼント&サングラス。中は赤シャツ水玉模様、靴下もまっ赤、背中には"妖精"の刺繍、手には健康リング、SEは"ビーバップ・ハイスクール"、入場SEは吉川晃司&布袋寅泰の懐かしのユニットであるCOMPLEX唯一のヒット曲"BE MY BABY"で、 この日のMCでも、カルロストシキ(&オメガトライブ)の物まねをウヒヒっ!とやったり、立花りさやつみきみほや島田奈美をネタにしたり、曲の振りでは工藤静香や竹の子族(古っ)やエアロビクス(それもおばさん用のやつ)や、あぁもうとにかく(多すぎて書けない)、現在20代中盤〜後半以降の人のツボを、散々突きまくることを彼らはしているのに、なぜだかファンの大半は10代であるという、不思議な現象に驚いてしまう。 この日ほんとに偶然彼らを見た若い子が、翔やん(改めまして→氣志團の中枢。ボーカル&ある意味プロデューサー。綾小路"セロニアス"翔)の名物MC(注:長い)を聞いて「マニアックすぎてわかんな〜い」と隣で言っていたけど、そりゃぁそうでしょう。でもマニアックな訳じゃないのよ。世代が違うんだもんね。もし知ってたら、そんなあなたがマニアック。 実際、あぁもう、そのネタ最高! とウケてるのは上の年齢層の人間がほとんどで、氣志團を好きになったからって80年代の流行りものを聞き直す人なんてめったにいないだろうし、彼らのネタは若い人にはちんぷんかんぷんなはず。なのにですよ。なのに、10代の子も楽しませちゃう魅力がですね、彼らにはあるんですよ。「カッコい〜!」とか「楽し〜!」とか言わせちゃうんですよ。エンターテインメントなんですよ。初めて観た人もケラケラ笑わせちゃうんですよ。決してビジュアルだけのお笑いバンドじゃないんですよ。ここんとことても大事。 その証拠に、外見が強烈なだけにほとんど語られることはありませんが、彼らの演奏力はかなりのもの。知らずにインスト曲とかCD屋でかかってたら、誰これ!?って絶対思うはず。だてにツインギターではありません。ベースもドラムもFUNKもROCKも歌謡曲もイケる実力派揃い。 これで演奏が下手だったらそれこそギャグで終わっちゃうけど、いつでも『本気』。きっとめちゃめちゃ楽器の練習とかしてると思うなー。もちろんダンスも。ってGIGを見ると実感できます。今日も野外なのに音ちゃんと作ってるし。メジャーデビューして、1年持てばいい方じゃん。と思ったアナタ!甘く見てると後悔しますよ〜。 なんせPUNKとアイドルをこよなく愛し、日々情報収集を欠かさない翔やん。曲作りもおもしろいのなんのって。 ライブは"黒い太陽"〜"ONE NIGHT KISS"ラスト"國道127号線の白き稲妻"と続き、やっぱりやりました。氣志團コ-------ル!! 「も〜っともっと!!よっしゃー!!」 彼らを初めて観た人も、気がついたら楽しくなってた人も、みんなで声出して「よっしゃー!!」と叫んでる。見る人によっては異様な光景かもしれないけど、やってる方は、楽しーぞー!!! アンコールの拍手には残念ながら答えてくれなかったけど、この日また新たにキッシーズ(ファンのこと)を1000人は(笑)増やしたと見たな。もちろんほんとの暴動は起きなかったけど、かなりの人数が、かなりの暴れようであったのは確か。参加できて、潰されたけど何とか観れて、ほんと良かった。何より、普通じゃない人達のライブを、普通な人達が普通の土曜日の青空の下で一緒になって楽しんでる姿は、ここ原宿で新しい伝説を生んだと言っていいでしょう。恐るべし。氣志團よ。 report by oyumi. |