氣志團「原宿暴動」 at 代々木公園野外ステージ(2002年3月30日
 野外で豪雨となったライヴは大きなうねりの前兆なのかもしれない。フジロック97然り、TMGE YOYOGI RIOT然り。私が始めて氣志團を見たのは昨年の蓮沼M725。ライヴは豪雨に見舞われ、大多数の観客は木陰や歩道橋の下に避難した。しかし終盤に差し掛かると雨脚は更に強まり、観客はヤケになってステージ前に殺到。みんな踊り狂いその日最大の盛り上がりを見せた。その後は「氣志團現象」の名前の通りメディアに取り上げられる機会も多くなった。今回の原宿暴動も更なる「氣志團現象」前兆の予感と期待を胸に会場へ向かった。

 会場の雰囲気は一言で表すと「和やか」。期待感に包まれていたが、strokesの様な「殺気立った渇望感」ではなく「楽しみぃ〜」と言った様子。親子連れの姿もよく見かけた。

 2時10分過ぎ、COMPLEXのBE MY BABYのイントロに合わせてメンバー登場。オープニングナンバーの「デリケートにキスして」が始まるとみんなパラパラの様に同じ振り付けで踊りだす。「ゴッド・スピード・ユー」では前方では黄色い声援、中程ではOiコーが起こり、後方では「ひかる」と書いてある団扇を持った人が見てる。一体感がある様な無い様な...。更に星条旗柄のタンクトップを着た5人のダンサーが登場すると大盛り上がり。

「One Night Carnival」が始まると、客観的に見ていた私も思わず口ずさんでしまった。思春期の頃の事や学生の頃行った内房の海の風景、今好きな女の子の顔を思い浮かべながら...。最後の曲「國道127號線の白き稻妻」ではフロント2人が学ランを脱いだ。中からそれぞれ赤と青の水玉のアロハが。歓声とどよめきが同時に起こった。そして約1時間の原宿暴動は幕を閉じた。

 写真や歌詞を見る限りイロモノとして捉えられる可能性が高いが、演奏やステージアクトのレベルは高い。メロディは、バンドのロゴがBOφWYから引用してるところからも窺える様に80年代の邦楽シーンを垣間見る事が出来る。MCは非常に長いが飽きさせない。メンバー紹介ではそれぞれ一芸を披露したが、MCを含め若手芸人のネタと遜色無い。音の小ささに不満が残ったが、観客も好意的で「おもしれ〜」と言う声があちこちで聞こえた。

 super carやくるりの様にスタイルを変えてステップアップするバンドもあれば、guitar wolfやthee michelle gun elephantの様に大枠は一貫しているバンドもある。「氣志團現象」の首謀者は永遠の16才、綾小路"セロニアス"翔。彼らにはこれからも変わらずにいて欲しい。永遠に16才でいられるなんて羨ましいから。

report by ash1200.


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