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楽しいことが大好き。とりあえず思いついたことは何でもやってみる。実現させてしまう。そんなパワーを昔から持つ、音楽雑誌の老舗、rock'n on JAPAN。夏のフェスに飽きたらず、毎月ライブハウスイベントを主催していこうという、 JAPAN CIRCUIT vol.1。この日はJAPAN選出の、こだわりの4バンドが登場。企画力のある、楽しいイベントとなりました。 ステージには、これでもか!とばかりにでかでかとイベント名が掲げられ、まずは名物編集長がちょっと浮かれ調子でごあいさつ。ちなみに開演までの場内には中村一義やらスカパラやらが流れていて、いかにもJAPANらしい選曲。平日開演6時なのに場内は満員。すごい。 トップバッターはチェンバロ。 ファンキーなベースに、ドレッド+フライングVでハードロックばりの壮絶ギターソロを弾くギタリスト、そしてお笑い芸人も真っ青の100面相でアホ面しながらドラムを叩く陽気なドラマー。(頭はアフロだけどスキャンティーのドラムではありません←このMCおもしろい(笑))しかしボーカルはいたってフツーの好青年みたいな出で立ちで、シンプルなことをストレートに歌う。一見すると噛み合わないこの4人が見せるステージは、個性が不思議に混ざり合い、ROCKしてておもしろい。『空の色』『この道をゆけ』といったライブ中盤の曲が特に耳に残りました。 続くはSUCK DOWN。 CDで聴くより、若い!!音もステージングも、外見も、若い!! 「FU●K!」言い過ぎ!(笑)。初めての大きな会場での演奏だったらしく、最初は多少控えめなスタートだったにも関わらず、180cmぐらいありそうな図体のでかいギター&ベースの迫力PLAYとボーカルが次第に開場を盛り上げ、普段ミクスチャーとかハードコアとか聴かなそうな人たちも縦揺れ開始。その大男がギター持ったままダイブする姿は危なっかしいけどかなりイイ感じ。 続くはHUSKING BEE。 この日の、このイベントはボーカルの磯部氏にとって、ものすご〜く意味のあるイベントだったはず。なぜなら磯部氏と奥田民生氏は同郷・広島の出身で、磯部氏は民生氏を心から尊敬。「同じ高校に入れたらバンドマンになれる気がして」と同校へ進学を決めた憧れの存在。デビューしてからも憧れの念を持ってここまで歌ってきた、という有名な話アリ。JAPAN誌では初の2人の対談を以前掲載し、ジャンルの違う2人のミュージシャンを、大きなフェスじゃあるまいし、この日同じステージに上げてしまったというその企画力にまず拍手。そのこともあってか、この日のハスキンのライブはビックリするほど緊張しまくりの様子。選曲も、最近はイベントでも目下NEWアルバムの『FOUR COLOR PLOBLEM』(←大名盤!)からの曲を多くPLAYしていたはずが、この日はファンも驚きの初期の曲を中心に構成。『SING TO ME』『PUT ON FRESH PAINT』『ON THE SURFACE』から始まって、NEWシングルからの曲を挟みつつラストはハスキンの代表曲&人気曲の『WALK』で終わるという、ハスキンらしく「歌」を大事にしつつも、音楽を演り始めた頃の彼らの初期衝動をこちらにも再確認させるような、気持ちの伝わるとてもいいライブでした。 そしてトリは当然この人、奥田民生! ツアー終了後のイベントでこの日を最後に当分ライブはないらしく、いつものダラダラな感じのしゃべり方で、しかし「ハリキってまいります!」との言葉通り、やたらROCK'N ROLLな、ギターソロもギンギンな、盛り上がりナンバーを立て続けに披露。『イージュー★ライダー』もちろん大合唱!! ソロとしてやっていても、気心の知れたメンバーとライブバンドとしての貫禄や冷めない熱気も見せつけてしまう、ますます一言「スゲーな〜」とと誰もに思わせるステージ。会場大いに盛り上がり!FUJI ROCK等でも感じますが、ハスキンを観にPIZZA OF DEATH(Hi-STANDARDのレーベル)Tシャツを着て観に来てた少年が、奥田民生のライブを観て衝撃を受けてる様子は、やはり心暖まる思いがします。 と、ラストはもしや!? と期待を込めた、奥田民生+ハスキン磯部の夢の共演!! 民生氏の『近未来』という曲を2人で歌うという、ほんとに夢みたいなスペシャルセッション。舞台袖でハスキンのメンバーがにこやかに見守る中、磯部氏のドキドキがこちらにも伝わるような、緊張と楽しさ溢れるアンコール。観ている方も嬉しくなってくるような光景でした。 この日は全体的にやはり奥田民生ファンが多かったものの、出演バンドや演出も含め、1本筋の通った企画性を感じるイベントでした。第2回もすでに決定してるみたいですがこちらのメンツもクセあっておもしろそうです。 report by oyumi. |