Big Day Out in Oz(Jan '02)
 

 

Big Day Out

 

 

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初の海外旅行で訪れた
初海外フェスティバル『BIG DAY OUT』

 

 今回BIG DAY OUTに行くと決めたのは去年の11月半ば。実は98年の富士をきっかけに出会った嫁さんとの新婚旅行! はじめはベトナムに行く予定だったのだが、僕が一人勝手に暴走し、フェスで出会ったんだからやっぱり新婚旅行もフェスっしょ! とかいう強引な理由で行き先をオーストラリアに変えてしまったのだ。まぁ最終的には一応合意してくれましたが。

 午前10時過ぎ、シドニーセントラル駅から電車に乗り、会場最寄り駅となるオリンピックパーク駅に向かった。BIG DAY OUTの専用電車だったらしく、TOOLやらAMENのTシャツを着たキッズや赤い髪のパンキッシュなおばちゃん、半裸のおっさんなどで超満員状態! ただでさえ暑苦しいのにSYSTEM OF A DOWNの曲を合唱し始めるキッズ達。会場に着く前から異様なテンションだ。

 駅に着き足早に入り口に向かうと、首が3つ生えているマネキンのオブジェがぐるぐる回っていて、その横にDJブースがあり出演アーティストの曲がガンガン流れている。趣味がいいのか悪いのかかなり微妙(笑)。どうやらここが入場ゲートのようだ。ゲートでは持ち物チェックが行われていたが、本当にチェックしてるのかどうか疑問に思うくらい適当に通されどうにか会場入り。なんだかテーマパーク風の会場内にはもうすでに多くの人が入場しており、みんなはしゃぎ回っている。僕もはしゃぎたかったが強烈におなかが減っていたため、まずは腹ごしらえのため牛肉が挟まれてあるホットドックを買った。失敗。微妙な味だ。

 そんなこんなで、おなかもふくれたことだしメイン会場へ足を運んだ。広ーい! スタンドは3階建てのスタンド席とアリーナで構成されたスタジアム。左右に二つのステージがあり、交互にバンドが演奏するという構成だ。僕がついたときにはAMENのライブのまっただ中。客席の前の方はかなり熱狂的なファンに埋め尽くされていて頭や腕を振りまくっている。個人的にはあんまり期待していなかったのだが予想以上に良い。CDで聴くよりボーカルの声がかなりかっこよくきこえた。しかし、あんまり朝っぱらからハードなのばかり見てたら体が持たないのでとりあえずアーティストグッズ売り場などを求めて会場を探検してみることにした。

 迷う事無くアーティストグッズ売り場に到着。意外や意外、全然混んでいない。そういやオーディエンスも全体の1割〜2割くらいしかバンドTを着ていない。こういうアーティストグッズに群がるのって日本のオーディエンスだけなんかな?なんて思いながらもとりあえずグッズを買おうとする僕。欲しいTシャツを選んで、いざ買おうと思ったら、、、ガーン! 金足りねーぢゃん! 入場ゲート近くにATMがあったので少ない希望にかけいざATMへ。なんとかお金が下ろせそうなんだがなんと機械は1台のみで滅茶苦茶混んでいる。しかし、お金をおろさない事には話にならないのでとりあえず並ぶ事にした。英語がさっぱりわからない僕たち夫婦は、英語の本を片手に前に並んでいた親切なお兄さんとお姉さんに手伝って貰いなんとかお金の引き出しに成功! かれこれ2時間もかかってしまいました。あー時間もったいなかったなぁなんて思う暇も無く時間はもう午後4時! SYSTEM OF A DOWNを見るためにいざメインステージへ!

 うを!! 朝AMENを見たときと比べると5倍以上の人の観客数! 凄い! シドニーでCDショップに行ったときに、やたらとSYSTEM OF A DOWNのポスターを貼ってあったので、人気あるんかな?とか思ってたらやっぱりもの凄い人気。僕の隣にいるスキンヘッドの兄ちゃんは始まる前から「シュガー! シュガー! 」叫んでいる。その矢先会場全体からもの凄い歓声! メンバー全員の登場だ。ボーカルのSerj Tankianが「シドニー!! 」と一言叫んだあとベース・ギター・ドラムの重い音がスタジアム全体に響きわたる。新譜Toxicityの1曲目「Prison Song」だ。2001年の富士で見たときはまだアルバムが発売されていなかったため、戸惑いながら踊ったが、今回はアルバムを聴き尽くしてから見てるのでとても乗りやすい。連続で次々と演奏し、僕の大好きな曲「war」へ。僕が格闘家だったら絶対この曲を入場曲に使うというくらいかっこいい曲だ。次からも一言二言はさみ次々凄いパフォーマンスを見せてくれる。やっぱかっこいいなぁと思っていたらなぜか後ろで大歓声。なんと僕の後方で男20人くらいが集まって3段の塔を作っている! 一番上の段にはビニールのソファーが置かれ、その上に座ろうと最後の人が上っている。ライブ見ろよ! とか思いつつも、こういうくだらないことに全力で頑張るオージーはすばらしいとも思えた瞬間でもあった。気を取り直し、もう一度ライブを見る。終盤にかかりメドレー形式で3曲ほどやったあと僕の隣の兄さんお待ちかねの「シュガー」。どこからともなく現れたねえちゃん二人組と「ホーーーーゥ!! ホーーーーゥ!! 」言いながら手をたたき合いながらライブを見る。ああ、なんて楽しいんだろう。

 気が付けばもう夕方5時。しかし夏まっただ中のシドニーはまだまだ暑い。またもおなかが減ってきたので、何か食べ物を買いに行く事にした。今度は失敗しないよう目を凝らしながらいろいろ探した結果イタリアンピザを購入。今度は大当たり! うまし! ビール片手に私服のひとときを過ごした。ついでにいろんなブースを見て回ったら、おもしろい物を発見した。岸辺シローTシャツだ(笑)なんでこんなものがあるのだろう?と思いつつ隣のTシャツを見るとマチャアキ、西田のTシャツが! そう、彼らはあの有名なドラマ『西遊記』に出演していた3人。最近オーストラリアで放送され大人気だったようだ。迷うことなく岸辺Tシャツゲット! そういや、普通腕などに付ける蛍光の棒みたいなやつを、半分以上の人が頭に巻いていたのもマチャアキの影響だったんだな。その後2時間ほど開場をぶらぶらと探検。しかしまぁ朝とはうってかわってかなり汚い。飯とか食ってもゴミ箱に捨てず置きっぱなし。外人が富士ロックに来たとき、綺麗すぎてビックリするって聞いていたが、その理由もよくわかった気がした。

 そういやまだボイラールームに行ってなかったのでとりあえず移動。これは凄い! ボイラールームの中は真っ暗で、天井から様々なオブジェがぶら下がっている。もの凄く幻想的で結構感動した。もう少し早めに来てれば1日の半分くらいここにいたような気がするくらい気持ちいい空間だ。ちょうど演奏しているのはクリスタルメソッド。あれ?こんなにかっこよかったっけ?ってくらいかっこいい! 僕も嫁も自然と体が動く。二人とも元々ダンスミュージック大好きっ子なのでお互い会話もせず踊り続ける。しかし時計を見てびっくり! NEW ORDER始まってるぢゃん! あわてて嫁を引き連れメインステージへゴー!

 昼間見たときとは違い、ライトがふんだんに使われ、アリーナ全体を照らしている。凄く心地よく僕の体に入ってくる音楽と、アリーナ全体を照らす照明を見て思わず涙がこぼれる。しかし僕が着いた時はもうすでに終盤だったため、3曲ほどで終わってしまった。ああ、もっと早く見に行ってれば良かった。

 悲しんで居る暇もなく間髪入れずにPRODIGY登場! 相変わらず、どんだけ高いねんってくらい声が高いマキシムとなんだか髪型が変わっているキースがステージ上で所狭しと暴れ回る。Smack My Bitch Upなどのヒット曲も惜しみなく次々と演奏し、まさにヒットパレード的な展開で繰り広げられるステージ。しかしなんだか真新しい物は感じられず、少々物足りなくも感じた。

 とりあえずメインステージもすべて終わったし、嫁があまり体調が良くなかったのと、知らない土地で夜うろうろするのは少々怖いため会場をあとにする事にした。本当ならこれから最後にNOFXやらBASEMENT JAXXを見たいとも思っていたのだが、僕だけ楽しんでもしょうがないし、親切な人やイカレタ人たちのおかげで十分楽しかったのでまぁ良しとしよう。

report and photo by w.a.l.k.


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