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- 一体化のカタルシス - |
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メンバーがステージに登場し、最初の一音を鳴らしたとき、今日のライヴは素晴らしく特別なものになると確信しました。一曲目が終わったとき、オーディエンスがどよめきました。「凄い…」「かっこいい…」。それはため息に似た賛美の言葉でした。次の瞬間、嵐のような拍手。 「mercury rev」のライヴには僕がライヴに求めていた全てがあったんです。オーディエンスが受身なだけじゃないんですよ、文字通りライヴに参加しているんです。演奏中、バンドとオーディエンスが一体になる瞬間、そして高揚感が永遠と続いていました。バンドが鳴らす素晴らしい音に素晴らしいリアクションを返している事実。 拍手が鳴り止まないんですよ。最初の1曲が終わっても、また次の1曲が終わっても、バンドが次の演奏をする素振りをしても拍手が鳴り止まないんです。「演奏が終わったら拍手」というようなお決まりだとかお約束の拍手ではなく、オーディエンスが「気持ちの高ぶり」、「感動」を拍手というカタチで表わしているんです。まるで別世界にいるようでした。そしてそのオーディエンスの気持ちの高ぶり、感動がバンド側にも伝わっていました。オーディエンスの反応に対してバンド・メンバーが凄く嬉しそうな笑顔を見せ、拳を高く突き上げていた姿が印象的でした。永遠と素晴らしい空気が会場全体に流れていました。 つまり感動のやり取りがありました。「感動」といううまく言葉にできない感情のコミュニケイションが完璧に成立していました。だから僕はライヴに理論を持ち込みたくない。感動を理論で語りたくない。ヴォーカルとオルガンの音のバランスが良かっただって? ベース音が少しずれていただって? 「バランス」だとか「ベース音のずれ」なんて言葉、頭に浮かびすらしなかったよ。 「あなた達は素晴らしい、本当に素晴らしいオーディエンスだ」 「今日は僕たちにとっても素晴らしく特別なライヴになった。ありがとう」 バンド・メンバーであるジョナサンのこの言葉にまで理論を持ち込むような人間がいるとしたら、僕はそいつを信じない。 report by 田中喬史 |
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mercury rev http://www.mercuryrev.net/ the album of the time "All Is Dream" ![]() (UK import) (US import) (国内盤) |
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