Backstreet Boys @ 東京ドーム (20th Nov '01)
狂気の沙汰としか思えない。いや、それは言いすぎかな。でも、ドーム全体が尋常でなかったのは確か。とても場違いな気がして始めは参った。私より確実に一回りは下であろう女の子たちが狂喜乱舞している隣で凍り固まっている私。でも、コンサート中視線はステージの5人に釘付け。それこそが全世界で6,500万枚の売上を誇り、姿を見せただけでも女の子が涙を流し卒倒する、そんな地球上の女の子のハートを根こそぎかっさらっている、バックストリート・ボーイズ・マジック。
照明が落ちると、まるで町の夜景を見下ろしているように、青、赤、ピンク、緑、観客のほとんどの人が手にした棒状のライトがキラキラ輝き本当にキレイ、というより絶景。
その光景にうっとりしていると、ステージ中央のスクリーンに地球が映し出され、かと思うと隕石(本物じゃない、当たり前だけど)が次々と落下して火花を散らす。とても手が込んでる。モクモク煙が充満したステージ上にメンバーが姿を現すや否や悲鳴ともとれるような叫び。こ、鼓膜が破けそう...3つのスクリーンに一人ずつの顔がアップになるたびに湧き上がる喚声(悲鳴)。一番人気はどうやらNick。彼が手を上げただけで、一声発するだけで、歌で彼のパートになるだけで「ニックー!!」とは到底聞き取れないような叫び声。周りの子たちにはどんなに小さくても、顔がちゃんと見えなくても、声やシルエットだけでそれが誰なのか判別できるらしい。当たり前か。私にはどうしてもフィギュアが動いてるようにしか見えなかったんだけど。
曲は私が知っているだけで「As Long As You Love Me」「Show Me The Meaning Of Being Lonely」「Lager Than Life」「The Call」「More Than That」「Drowning」。そして、やはり一番盛り上がるのは「Everybody(Backstreet's Back)」。アップ・テンポの曲でのキレのある踊りはもちろん彼らの見せ場でもあるし、それは文句なくかっこいい。この時「前の方で見れたら良かったになー」なんて思いが過ぎる。そしてなんといっても、バラードは感涙。ドームいっぱいに響き渡る歌声と絶妙のハーモニー。その五重奏に吸い込まれ聞惚れる。5人それぞれ声に特徴があるようで、それぞれがぶつかり合って邪魔し合うわけではなく、重なるとホーっとため息が出てしまうほど見事なハーモニーに。それが一番感じ取れたのが「I Want It That Way」と「Shape Of My Heart」。踊り、歌、曲、ルックス、すべてにおいて他のボーイズ・グループと一線を画しているのが理解できる。
中盤の衣装部屋進入ビデオや小芝居の間の悪さは大目に見るとして、日本のハチマキを巻いた姿をファンはどう見ていたんだろう。それも日本でのファン・サービスなんだろうけどね。紙に書いた日本語での簡単な挨拶を読んでくれたKevin、一見クールそうに見えるAJのひょうきんなパフォーマンス、Howieの優しいMC、ドラムを叩きながら歌ったり、やんちゃで元気なNick、そしてBrainの透き通った伸びのある美声。全世界で圧倒的な人気を誇る彼らを見れたのは幸運だったんだと思う。先入観や偏見に邪魔されて、いい物を見逃すのはもったいない。数いるボーイズ・グループの最高峰であるバックストリート・ボーイズ。その勢いと実力は自分の目と耳で確かめてみないとわからない。これは、一見の価値あり。私にとっても貴重な体験で意外な発見もあり、たまにはこういう新鮮なのもいいかもしれない!
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