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「わたしは殺されるんだ」 ミサイルの破片を突き刺し、全身を血だらけにして病院に運び込まれてきた女の子は、そう泣き叫んでいました。学校が終わって家に帰ってきただけ、そしてただ、その国に生まれただけ。ただそれだけで、彼女が犠牲を払わなければならないものとは何でしょうか? 彼女がもし健在なら、今頃、二十歳を目の前にした少女に成長しているでしょう。でも、その後を伝え聞く術を、わたしたちは持ち得ません。ただ幸せであってほしい、そう願うだけです。たとえ、その願いさえも虚しいものだと、知っていようとも。 "それよりも悪いものをわたしに見せてください。そしてどこかの椅子に座って、わたしは泣きましょう。そして瞳を閉じましょう*" きっと権力を手中にした人たちには、家族や恋人、友人、人間的な営み、一日一日そのなかで培われる喜び以上に、大切なものがあるのでしょう。そしてそのために、彼女が、名前すら知られることのない多くの人々が、犠牲にしなければならなかったものとは何でしょうか? あなたはきっと、それは「価値のあることだ」と答えるのでしょう。人の命が奪われて価値のあることなど、あるのでしょうか? ただそこにいた人々の命を奪うことの価値など。 わたしはある女性の言葉を聞いて涙を零しました。今までも言い古された言葉です。それはもともと、ある有名な歌でした。30年前にも11年前のときも歌われました。でもこのとき以上に重く響いたことはありませんでした。 ただ、こう言っていたのです。 「想像してください。すべての人々が平和に暮らせる世界を**」 と。だれ一人として例外なく。 * Quoted from 『Angel』 by Everything But The Girl. ** and 『Imagine』 by John Lennon. Reported by Kentaro Kodama. 無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to Kentaro Kodama. They may not be reproduced in any form whatsoever. To The Top. |