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電車で高円寺に向かう間、激しい雨が降っていた。電車が高円寺に着いても、雨は止まないけど、駅は人であふれかえり、遠くから阿波踊りの音が聞こえてくる。今年もやっているんだと安心しつつ南口に出る。だけども、雨が激しいせいで大勢の人が雨を避けられるところに集まって身動きが取れない。ようやくアーケードの下に入り、阿波踊りの連のあとついていくと、気のせいか、見物人に去年より若い人が増えているように思える。そして、レゲエのような動きで楽しんでいた兄ちゃんもいたりする。今年も既存の阿波踊りのイメージにとらわれずテクノやジャングルに近いリズムを出す連があって楽しもうと思いきや、突然中止のアナウンスが放送される。高円寺に着いて30分ばかりであった。 皮肉なことに、その頃から雨は止んで、遠くから中止に納得できない人達の演奏が聞こえてくる。それもだんだん聞こえなくなって、中止を知らずに来た仲間と合流して飲み屋へ。そこで、ダラダラと飲んでいると、突然、隣の路地で鐘や太鼓の音が! やっぱり物足りない人達が始めたのだろうか。野外ゲリラレイヴ!阿波踊りというよりも、スローなジャングルみたいで気持ちいい。テクノ/ハウスの手法みたいに途中で低音をカットしてブレイクを作って盛り上げる技も使っていたし、そういうのは世界共通なんだろうか。その演奏も20分くらいで終わり、あとに残されたまったりとした空気の中飲んでいた。中止は残念だけども、路地で演奏されたのは思いがけないプレゼントであった。この人たちみたいな気持ちって嬉しいよね。 Reported by Nobuyuki Ikeda. 無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to Nobuyuki Ikeda. They may not be reproduced in any form whatsoever. To The Top. |