渚にて at 渋谷クアトロ(2001年7月7日)

 

渚にて

渚にて

渚にて

渚にて

 

 会場に集まった人たちの男女比率は7:3。圧倒的に男性の方が多く、一人で見にきている人も少なくなかった。タバコを吸ったり、ビールを飲んだり、友達としゃべったり、穏やかな空気が会場を漂っていた。

 7時9分、メンバー登場。普通はここで皆興奮し、叫ぶはずなのだが、会場はいっきに静まり、緊張感に包まれる中「星々」の演奏が始まった。Vocalの柴山さんの歯切れのよい力強い声とDrumsの竹田さんの今にも消えてしまいそうな儚くやさしい声は、全く質は違うが、絶妙にハモっていた。中盤、アコースティックセットになり、よりいっそうの静寂感が会場を包んでゆく。

 全16曲中、ほぼスローナンバー(途中睡魔に襲われたが・・・いい意味で)であったが、同じ曲に対しても感じ方は異なり、体を大きく揺らして踊っている人、最後まで立ったまま動かずききいっている人、いろんな人がいた。

決して流行のテンポではないし、playを見せ付けるわけでもなく、万人に受け入れられる音楽ではないのかも知れないが、会場のお客さんにインタビューしたところ、過半数の人が答えていた「彼らの世界観」に魅力があり、何かを感じ、得るものがあるのではないだろうか。

 柴山さんがアンコールの時「みんな帰らず、残っていてくれてよかった。あと10年はいける」と言った後の「星々」は、同じ一曲目の「星々」とは違い、声だけでなく、バンド全体の力強さを感じた。

 今日7月7日、七夕、あいにくの曇り空で星ひとつ見えない。会場を後にした人たちは、そんな事誰も気にしていない。空に「星」がなくても、彼らは2度も素敵な「星々」をくれた。そんな落ち着いた大人のバンド「渚にて」の魅力にはまってしまった若者が、今日も、東京初ワンマンライブここCLUB・QUATTROで、増えただろう。

--- setlist ---

1.星々
2.歌のあとで
3.川をわたる歌のうた
4.渚のわたし
5.新世界
6.朝顔
7.本当の世界
8.マンドリンのインストゥルメンタル(タイトルなし)
9.川
10.世界とわたし
11.波のつよさ
12.魚のはやさ
13.雪のように
14.わたしたち
15.走る感じ

--- アンコール ---
16.星々

Reported by Aya Izumi



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Horimoto
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