LINKIN PARK @ ZEPP東京 (14th May '01)
ライブ後、お台場海浜公園駅まで歩いている間、今見てきたLINKIN PARKのライブをどう表現すればいいんだろう、と考え続けた。"すごい! かっこいい!"なんて薄っぺらな言葉しか出てこないんだろう。でも、これしか素直に出てくるものがない。彼らが? 音が? パフォーマンスが?曲調が?ステージが?・・・すべてが。だから、本当に東京公演がZepp Tokyo1日だけなんてもったいない。惜しくも見逃した人は多かったはず。LINKIN PARKのライブは、遠くても週の始まり月曜日でも、そこまで足を運んで見るだけの価値があった。チケット完売で、入場できない人が漏れてくる音でも聞こうと会場の外には大勢いた。幸運にもチケットを手にし、彼らの言う"特別な瞬間"を共有できた人たちは、本当にラッキーだったに違いない。でも、無理なブロック分けで、中途半端に隙間空いてたし、あれがなかったら、もっと人は入れて少しでも多くの人が見れたんじゃないかな、というのが、場内入って最初に思ったこと。惜しいよ、これだけ期待されて人気のあるアーティストだっていうのに。
いよいよLINKIN PARK待望のライブの始まり。真っ暗な中、ジョーのちょっとしたDJが観客の興奮を煽る。「早く、早くぅー!」ピョンピョン飛んだり、足をじたばたさせてみたり、気持ちばかりが焦る。そしてメンバー登場。待ってたよ! あれ? ステージに現れたチェスターは坊主頭、ちょっとびっくり。そして1曲目"WITH YOU"。初っ端からみんな両手を掲げての大合唱。ビリビリと全身を駆け巡る電流のような刺激、全身鳥肌。とにかく、かっこいい!曲は"RUNAWAY"、"PAPERCUT"、"BY MYSELF"、"POINTS OF AUTHORITY"、そして"HIGH VOLTAGE"へと流れるように続く。イントロが流れる度に湧き上がる歓声。私も両手を振り上げ、大声で歓喜の叫び。体を折り曲げ内に溜まったものを吐き出すように歌うチェスターと、それとは対照的に、真っ直ぐに観客に訴えかけるようにラップするマイクが印象的。あの掛け合いは実に巧妙だ。どの曲でも観客は大合唱。彼らの歌詞は、汚い言葉の羅列で怒りやフラストレーションを表すのではなく、単純明快な単語でストレートに表現している。それは日本のファンにもとてもわかり易く、だからこそ、あの大合唱と一体感が生まれるんだろうな。
LINKIN PARKのロゴの垂れ幕がアルバムジャケットの絵に変わり、交互に何色ものライティングで浮かび上がる。ステージもパフォーマンスも至ってシンプル。"You guys are special"とか"special moment for us"だとか、最高の盛り上がりを見せる観客に感謝の気持ちを素直に表すMCに、なんだか胸が熱くなった。
いったん落ち着いていた場内も"CRAWLING"になると再び凄まじい熱気に包まれる。足元のリュックなんて、もうどうでもいいや。LINKIN PARK最高!リリースされていない"END ONE"の演奏や、アンコールでチェスターの好きなジェーンズ・アディクションの弾き語りなんか聴けちゃって、アルバムでしか知らない彼らの別の一面が垣間見れたかんじで嬉しい。会場から「ワン・ステップ・クローサー!」の声。その待ち焦がれていた曲"ONE STEP CLOSER"がライブのラスト。場内全体から待ってましたとばかりに、ウォー!と歓声が上がる。みんなの盛り上がりも最高潮。イントロを聴いた瞬間にまた全身鳥肌で、これが一番好きで聴きたくて、感極まって涙がこぼれそう。手を高く伸ばし大声で歌った。より激しくヘッドバッキングする人、拳を突き上げる人、より高くジャンプする人。このままどっぷりこの曲に浸ってたいよ。サビの大合唱。最後の"Break"の言葉が場内で一つになる。また、より一層好きになったよ、この曲が。
未だ、興奮冷めず。彼らの圧倒的な存在感、かっこよさ、パワフルなサウンド、そして会場の一体感、あの貫禄は「新人」の域を越えてる。どこかで、「期待の新人」なんて書かれてたけど、それはライブを見た人、LINKIN PARKのCDを聴いた人、みんなが太鼓判を捺すでしょう。無理なお薦めはできないけど、まだ、誰、LINKIN PARKって?なんて人。ぜひ聴いてみていただきたい。次回はぜひ、もうちょっとだけ大きな所で見れたらいいな。
そして今日もまた、私の部屋ではエンドレスでLINKIN PARKの『HYBRID THEORY」が流れる。
|
|
|