Green Day @ 幕張メッセ (18th Mar '01)
「カンパイ、トーキョー!」
「今日は来てくれてありがとう!」ビリーが、広い幕張のホールいっぱいの人を包み込み、みんなとハグしているようなかんじだった。あの一言が強烈に今も残っている。前回彼らのライブを見たのが3年前。突然セーラー服を来てステージに現れた時は度肝を抜かれたっけ。さすが、グリーン・デイ。エンターテイナー。楽しませてくれるな、と感心したっけ。今回は、どこかそれよりも、少しばかり大人になった彼らを見たような気がした。今回のアルバムが、スピード感を抑えたものが多かったせいもあるのかもしれないけれど。
ライブが始まる寸前まで、会場隣のフロアは厳重なボディチェックにより長蛇の列ができていて、進むのにかなりの時間がかかっていた。と、突然場内のライトが消えたと同時に、列の後方から人々が走り出して、入場口はパニック状態。まるで、スペインの牛追い祭りの牛のような勢いで人々が場内へと走っていく。あれじゃ、リストバンドのブロックチェックもできないだろうに。
やっと会場に入れた頃には、オープニングアクトのDILLINGER FOURで場内は大盛り上がりになっていて、Bブロックも後ろまで人がいっぱい。かすかに見えるのは、ふんどし(?)姿で四股を踏んでいる外人。一体何者だったんだんだろうか。
さて、3年ぶりのグリーン・デイ。「Nice Guys Finish Last」で始まって、声は聞こえど、姿は見えず。こんな時、自分の背の低さが悔やまれる。飛んでも跳ねても見えない。メンバー、どこにいるの? やっと、人々の頭の隙間からチラっとビリーが見えた。なんか、腹が出てないか?最近、ウェブサイトなんかで写真を見ると、ちょっとずつ大きくなっていってるような気がしてたけど、本当にそうだった。トレも。マイクは相変わらず細身だったけど。
「Long View」「Church on Sunday」「Brain Stew」「Basket Case」「Geek Stink Breath」「Hitchin' a ride」「Minority」「Castaway」と聴きたかった曲満載だけど、でも、何か違う。 間奏があまりにも長すぎて。せっかく盛り上がってるのに、間奏でみんなに「ワン 、ツー、ワン、ツー、スリー、フォー!」とか「へーホー」と言わせてみたりとか 。ビリーはきっと仕切るのが好きなんだろう。だけどそれがあまりに長すぎて、途 中でちょっと退屈になってきた。ただ、退屈なんて言ってもついついつられて言っ ちゃうんだけど。曲がまた始まれば、ここまでジャンプ力あったのかってくらい、 汗だくになって飛んで跳ねて、体全部でグリーン・デイの曲を浴びた。やっぱり楽し いんじゃないか、彼らのライブって。
毎回ライブでやるけど、ギターを弾ける人をステージに上げて演奏させるショータイム。今回は、ドラムとベースまで。近くにいた女の子がしきりに「いーなー」を連発してた。あれもグリーン・デイのみんなと一緒に楽しむってやり方だと思うし、やりたければギターとか弾けるようにしておけばいいんだろうけど、でも、見てる方は途中で飽きちゃうっていうのが本音。上げてもらえた人たちにとっては、ビリーが自分の演奏に合わせて歌ってくれるから、この上ない体験だろうし、本当に羨ましい限り。
メンバーがステージから去り、そばにいた人たちが口々に「肝心のWarning演ってないじゃん」と言っていた。同感。って事は、まだライブは終わらないって事か。再びビリーが登場して「Good Riddance」を熱唱。甘い声と心に響く泣けるメロディーで、来て良かったな、と心底思える瞬間。目頭も熱くなる。ステージを見るとドラムセットがぐちゃぐちゃ。やっぱり壊したんだ。暴れたんだ。「Warning」「Macy's Day Parade」と、聴いているうちに、今度彼らに会えるのはいつなんだろう、なんて感傷的になってしまう。もう、本当にお別れなんだね。
途中、「カンパイ、トーキョー」の曲を作り(ただその言葉を連呼してるだけなんだけど)、あんなに大勢の人たちがビリーに続いて大合唱。なんだかグリーン・デイって暖かい。また一緒に遊んでね。
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