グリーンデイ at 幕張メッセ(2001年3月18日)
 会場は幕張メッセ。エレクトラグライドが行われたところと同じで、半分をステージとフロア、半分を休憩と飲食と物販とクロークに当てるのはこの前のリンプ・ビスキッドと基本的には同じ。フロアの入場時にペットボトルを没収される。最近ステージにペットボトルを投げることが頻発しているのでこの処置はやむを得ないのかもしれないけど、事前に告知してもいいと思う。キャップを空けてないのも没収されていた。フロアはリンプと同じく、AブロックとBブロックが前、Cブロックが後方だった。Cブロックの前にもスピーカーが設置されていて、大会場での音響対策はきちんとしていたと思う。

 フロアに入るとすぐ前座のDillinger Fourが始まる。若くて勢いのあるパンクバンドでなんだかダムドみたいな曲も。途中、ベーシストとドラマーがパンツ一丁になり、相撲を取り始めた意味不明のパフォーマンスには笑った。どちらも力士に相応しい体型だったし。

 前座が終わり、グリーンデイ登場まででビレッジピープルの「YMCA」が流れたりして楽しい雰囲気。

 そして最新アルバム『WARNING』のイメージ通り多数の赤色回転灯が回りメンバーが登場する。音楽的に幅広くなり、メロディに一層の磨きがかかったグリーンデイというバンドが押すだけでなく、引きの技も持っていると知らしめたアルバム『WARNING』と代表曲中心の選曲はメリハリの利いたライヴであった。ビリー・ジョーはパワフルに動き回り、時にはサポートギタリストに任せてヴォーカルに専念して観客を煽り、盛んにコール&レスポンスを要求し、水鉄砲をぶちまけて会場を沸かせていた。フロアから客をステージに上げて演奏させるお約束もやった。しかも今回はギターだけでなく、ベースもドラムスもお客さんをステージに上げて演奏させ、即席バンドをバックにビリーが歌ったりした。こうしたビリーの一生懸命でかつ、堂々としたステージを観ていると、本当にこの人は会場との呼吸を大切にする人だと感じた。映像とか凝った照明とか派手な仕掛けもないけども十分エンターテイメントなのである。やっぱり、人間、動き回って汗かいてナンボなんですかね。最後は恒例のドラムセット破壊やった。

 この日のライヴは「良かった」のだけど、それは、元気良く「イェーイ!ヨカッタ!」もあれば、しみじみと「ヨカッタなぁ・・・」という両方の「ヨカッタ」があった。元気の良い「ヨカッタ!」はそのビリーの奮闘振りと「Welcome to Paradise」「Hitchin' A Ride」「Basket Case」の大ヒット曲での大合唱で味わえた一体感であった。

 ではもう一方の「ヨカッタ」の方はというと、『WARNING』で大きく打ち出された切ないメロディが体に染み込んできて、しみじみと「ヨカッタなぁ・・・」と感じたのである。特に3曲目に演奏された「Church On Sunday」で、この曲は決して教会なんか行かないビリーのような男がマジメな女の子を好きになって思いを伝えるという、個人的なラヴソング(それがビリーの実体験かどうかは問わない)である。サビで歌われる「If I promise to go to church on Sunday/Will you go with ne on Friday night?/If you live with me, I'll die for you/And this compromise」という不器用な思いを懸命に伝えようとするビリーと観客ひとりひとりの気持ちが共有出来るだということ、それをを観ていると思わず涙が流れてきた。

---セットリスト---

1.Nice Guys Finish Last
2.Castaway
3.Church On Sunday
4.Geek Stink Breath
5.Blood,Sex and Booze
6.Longview
7.Welcome to Paradise
8.Hitchin' A Ride
9.Brain Stew-Jaded
10.2000 Light Years Away
11.Knowledge
12.Basket Case
13.She
14.King For A Day
15.F.O.D.
16.Minority

---Encore---

17.Good Riddance
18.Warning
19.Platypus(I Hate You)
20.Waiting
21.Macy's Day Parade

ありがとうございます:マーブルリヴァー

Reported by ノブユキ.


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