|
前座はyoung punchだった。はじめてみる彼らのライブは予想以上だった。一番の印象は若いということだ。技術とか音楽性云々の問題ではなくてすべてを飲み込むパワーがある。プリスクール目当てにきていた客もそのパワーに飲まれている。 彼らの音楽は青臭いといった表現が一番だろう。いい意味で青臭いのだ。感情で押しまくっている。打算などどこにもなくて純粋にこのライブをいい物にしよいうという気持ちだけが伝わってくる。「青春してるなあ」と思わず思ってしまうほどだ。 メインのプリスクールはyoung punchとは違った熱さがあった。ちょっと前までのプリスクールは「クールでかっこいい」感じだった。獏ちゃんが感情的になることも特になく、淡々と行われていた。それはそれでほかのアーティストでは味わえない壁があり、それが楽しみでもあった。それが、少し前から彼らのライブは違ってきていた。「かっこいい」部分はそのままなのだが、「クール」な部分がなくなっている。 それは彼らの音楽活動全体においていえることだ。自分たちだけでCDを出すという偉業も成し遂げている。彼らの中で今まで常温に保たれていた音楽に対する思いが沸点を超えてぐつぐつと煮えたぎっている。その熱さは私たちのところまで届いている。 同じ人が歌い、同じ人が楽器を鳴らしているのにこうも変わってしまうのかという感動を覚えた。ライブが始まると同時に、会場もステージ上も盛り上がりは最高点に達している。 あの彼らが会場を煽っているのだ。客は煽られるままに興奮していく。予想外の出来事に戸惑っている暇もない。 次々と曲が消化されていく。彼らのクールさ、音楽的完成度を一番感じたのはアルバム「」のときだった。今の彼らの求めているものは「音楽的興奮」なのだ。ただ流れに任せて演奏している。初期のポップな曲から、壁さえも感じた「」を経て、今の彼らは今までのすべての曲を自分たちの速度でやれるようになった。そんな変化を見せてくれたプリスクールに感謝したい。 Reported by とだかなこ. 無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to とだかなこ. They may not be reproduced in any form whatsoever. To The Top. |