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昨年サマーソニックでのステージは、グリーン・デイとバッティングして見ることができなかったので、97年以来、私にとってはほぼ3年ぶりの再会だ。サマソニではベスト・アクトの声も多かっただけに、今回は気合いを入れてフロアの最前列右スピーカー前に陣取る。 7時をまわってすぐにメンバー登場。ステージ中央にノーマン。そして左手にレイモンド。右手にベースのジェラルド。相変わらずの3人が並び、新作『ハウディ!』から"NEAR YOU"でスタートだ。おお、ノーマン、相変わらずニコニコ元気だね――と思うと、今度はレイモンドがヴォーカルを取るI CAN'T FIND MY WAY HOME へ。そう、ティーンエイジの素晴らしさは、曲によって3人それぞれがリードを取りながらも、美しいメロディやハーモニーは、見事に「ティーンエイジ」として統一されているところだ。この魅力はアルバムを聴いているだけでは絶対にわからないと思う。さらに大好きな"START AGAIN"... とうっとりするうちにふと思った。ステージにはあと2人いる。誰だっけ? その時「ドラム、フランシスやで。BMXバンディッツの」と後ろの男の子の声が。ああ、そうか。バンディッツは昔ノーマンも在籍したからな。で、あのまっすぐな前髪が強烈なキーボードの彼は? 何とこれがベル&セバスチャンのクリスだったのだ。みな同郷グラスゴーのバンドとは言え「ティーンエイジ+バンディッツ+ベル・セバ」。よく考えたらすごいメンバーだ。 でも、そんなことはおかまいなしにステージは淡々と進む。ノーマンの「『13』のアルバムからだよ」という一言に歓声が上がったかと思うと、THE CABBAGE で、もうみんな跳ねる、跳ねる。どちらかと言うとアコースティックなイメージが強い彼らだけど、昔の曲になるともうモッシュ&大合唱の連続だ。 レイモンドが突然 矢井田瞳の曲のフレーズを口ずさみ、「これ、誰が歌ってるの?」なんて聞いてきたのには笑ったが、"MY UPTIGHT LIFE"の前には、ずっとメンバーに「I LOVE YOU」と叫びまくっていた男の子が、遂にノーマンに手紙を渡すのに成功。やんやの喝采となった。そうこうするうちに、本編ラストは、"SPARKY'S DREAM"。何故こんなにさりげなくていいメロディがポンポン飛び出てくるのか、彼らの歌を聴くたびに不思議にさえ思うのだけど、ライヴではそれがさらにファンとのいいムードに包まれて、本当に心地いい。 アンコールは一転してまたモッシュ・モード全開の"THE RADIO"、そして、一番最初のシングルだよと"EVERYTHING FLOWS"が始まる。もう年季の入ったファンなら涙ものの展開だ。そして2度目のアンコール、"HE'D BE A DIAMOND"で幕となった。(原曲は知らないが、BEVIS FRONDのカバーだそうだ。) デビューしたのが90年だから、彼らももう立派なベテラン・バンドなのに、いつ見に来てもアマチュア・バンドみたいな、あの空気はどこから来るんだろう。不思議に思いつつも、変わらない=マンネリではなく、変わらないのが心底うれしい。私にとって、ティーンエイジはまちがいなくそんなバンドの一つだ。目新しさはなくても、あのとびきり心に響くメロディが届けられる限り、私たちファンの合唱も鳴り止むことはない。 - SET LIST-
1.NEAR YOU (ENCORE 1:)
17.THE RADIO (ENCORE 2:) 20.HE'D BE A DIAMOND
Reported by 小谷育代. 無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to 小谷育代. They may not be reproduced in any form whatsoever. To The Top. |