PLACEBO at 渋谷ON AIR EAST(2001年1月15日)
 えーと、今回のプラシーボの来日公演、小谷育代さんが大阪の方を書いていたので、自分は東京の方を書こうと思う。東京の方ははっきり言って出来が良くなかった。ブライアン・モルコの喉の調子や機材トラブルでセットリストから「Nancy boy」「Teenage angst」「Without you I'm nothing」などの代表曲が省かれアンコールも込みで1時間弱で終わったのだ。

 飛行機に長時間乗って体調(特に機内の乾燥から喉を痛めやすい)の維持に苦労するだろうとか、電力事情の違いから機材が上手く動かないということはあるだろう、だから来日初日の出来はどのバンドでもハンディを抱えているわけで、その東京公演のみをもってプラシーボを断罪するつもりはないし、東京を観て納得が行かずに大阪まで追っかけた人によれば、そちらの方は素晴らしい出来だったらしいので別に日本だから手を抜いたこともないだろう。何よりもフジロック一日目に多くの人を惹きつけたバンドである。東京で残念な思いをした人も温かく見守りましょうや。

 思えば、今回のライヴでプラシーボというバンドのグラムロック直系のグラマラス感に、ソニックユースなどのノイズ/音響、ザ・スミスに代表されるギターサウンド、ニューオーダーやデペッシュ・モードのエレポップなどの要素を混ぜ合わせた感覚を確認することできたし。そういうバンドは今のイギリスの音楽シーンには貴重な存在と言える(まあ、グラマラス+ノイズ+エレポップというのは日本のヴィジュアル系に通じるところも多いけど。ライヴ会場にはその手のバンドらしき人も来てたし)。特に先に挙げた要素が全て出ている「Taste in Men」は今後の彼らの方向を示唆するものとして期待できる。

 というか、自分は以前にプラシーボウイという文字通りプラシーボとデヴィッド・ボウイ(両者は実際共演したシングルを出しているし)の曲をかけたりカヴァーしたりするイベントに関わっていたので、この日はそのイベント関係者が大集合。ライヴ後に楽しいひと時を過ごさせてもらいました。まあ、ライヴを観るというのはイギリスやアメリカでは「友人と会って語らって飲む」という行為の一環としてあるわけで(だからパブ・ロックなんていうのが根強くある)、そういう生活に密着した楽しみ方ができれば、良いライヴにしても悪いにしてもそれを酒の肴にして飲んでしまおうという余裕のある見方も出来るのではないか。期待していたアーティストが調子悪いライヴをやってしまったとき、こうして過ごすのが健全だと思った。

Black Eyed
Days before you came
Allergic
Scared of girls
Heamoglobin
Bionic
36 degrees
Passive Agressive
Every Me, Every You
Special K
Slave to the Wage

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Taste in Men
Pure Morning

Reported by ノブユキ.


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