REEF at 大阪 BIG CAT(2001年1月13日)
 昨年6月のグラストンバリーで、そのステージが始まったとたん、観客があまりにエキサイトしたため、休憩中のセキュリティまで叩き起こして大増員するはめになったバンド。それがご当地グラストンバリー出身の4人組、REEFだ。私はその後のサマーソニックまではろくに彼らを聴いていなかった。今時あまりに王道、暑苦しいぐらいのロックに、かえってひいていたのだ。それがサマソニで一転した。上半身裸のゲイリーがしょっぱなからステージ下に降りてきて煽り、皆であの PLACE YOURHANDS の大合唱が始まった瞬間、もう彼らにわしづかみされてしまった。

 それから半年近く待ちこがれて迎えた今回のツアー初日。開演前、ビール片手に会場をフラフラしてみると、すでにステージ左手はギターのケンウィン派、右手はベースのジャック派の女の子達がキープしている。サマソニの時は知らなかったが、あの骨太王道ロックとは裏腹に女の子の人気も高かったのだ。

 6時10分頃、メンバー登場。オープニング NAKEDのずしりと重いリフが響く。そして SET THE RECORD STRAIGHT。やっぱりこの曲はいつ聴いてもカッコいい。「そうそう、これがロックってもんだ!」と笑いがこみあげてくる。CONSIDERATIONで少しテンポを落とし、SWEETY や I'VE GOT SOMETHING TO SAY でアコースティックなテイストも見せたかと思うと、早くも必殺 PLACE YOUR HANDSだ。一瞬「え? もうやっちゃうの?」と思ったが、そんなことはおかまいなしの大合唱。

 SATURDAY, LATELY STOMPING...と目の前の彼らが繰り出す音は、どっしりと濃くて揺らぎのない、限りなく男臭いものなのに、まわりの女の子たちの熱気はハートマークの嵐。なのに、その空気のギャップさえも不思議に楽しい。かくいう私もステージの左右を問わず、こまめに前に出てくるゲイリーと目があった瞬間、もうクラクラしてしまった。サマソニの時のことを思えば、ジャンプなど若干動きがおとなしめなのは、やはり手術した膝を気遣ってだろうか。それでもあの「ロック」な声は健在だ。そして、この日一番心にしみたバラード ALL I WANT から、皆跳ねまくりのSUPERHERO、さらに生だと意外なぐらい暴れてしまう SUMMERS IN BLOOM と続いて熱気は最高潮! 本編ラスト、YER OLD ではもうどのぐらい拳を挙げて叫びまくったか覚えていない。

 やがて再度登場したゲイリーは、通訳の女性を伴ってファンに感謝の言葉を。(でも "Thank you for your support"ぐらい私でもわかるけどなあ)。そしてアンコールは GOOD FEELING からスタート。最後は GETAWAY で文字通り「去って」いった。時代も流行も関係なしの、ただまっすぐなロックに浸りきった1時間あまり。今や何をどう聴けばいいのかわからないほど飽和状態の音楽シーンの中で、これからも彼らはロック王道のど真ん中を闊歩していくだろう。そして私も、REEF のロックがある限り、決して迷うことなどあるまい。

- SET LIST -

1.NAKED
2.SET THE RECORD STRAIGHT
3.COME BACK BRIGHTER
4.SWEETY
5.CONSIFERATION
6.I'VE GOT SOMETHING TO SAY
7.PLACE YOUR HANDS
8.SATURDAY 9.LATELY STOMPING
10.ALL I WANT
11.SUPERHERO
12.SUMMERS IN BLOOM
13.WHO YOU ARE
14.YER OLD

encore

15.GOOD FEELING
16.NEW BIRD
17.GETAWAY

Reported by 小谷育代.


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