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1昨年の来日時「September, WiLDHEARTS, October…」と日本のファンに話していていたジンジャー。確かに彼らの来日コンサートって秋に行なわれていたから暦で行けばそうかと笑いながら、ステージを見ていた。 今年は遅れに遅れて、ソロ・アルバムがリリースされ、年内の来日はナイだろうと思っていたら、夏になり10月の来日公演が発表された。そう、ファンとジンジャーの暦は同じだったみたいだ。大阪は初日となる10月10日。場所はクラブ・クアトロ。ありゃ、同じ日にはキング・クリムゾンが来阪してるじゃねーか。変な日だなぁ。 10月の3連休真っ只中、世間様は運動会だぁ、御堂筋パレードだぁ等とお祭り騒ぎ。8日深夜、仕事から帰り、インターネットをチェック後、心斎橋の方へ呑みに出掛けると、そこにはジンジャーを始めとするSilver Ginger 5の面々が。懐が寒かったので一杯をチビチビ啜りながら、ジンジャーと少し話す。もう既にヨッパライ状態の様でご機嫌モード。ジンジャーに「今度のクアトロ公演行くんです!」等と話すと「大阪のショウがSilver Gingerとしての世界で一番最初のショウだ」と語る。期待と不安が一瞬にして去来する。「New Music, BigShow」とも云ってくれたので期待の方に胸を膨らまそう。 そして迎えた10月10日。開場前から多くのファンがパルコ周辺に点在。夕方5:30に列が出来ると階段をドンドン降りて行くヒトが。ここ何回か来たコンサートで久方振りの満員に近い人数。開場時間を少し廻り、入場し始めると、若いファンは挙って最前列へ。時間が経つにつれ、ヒトが多くなり、開演時間近くには略パンパン。掛かっていたエアロスミスのライブ盤がカットアウトされ、暗転すると、大「ジンジャー」コール。彼らのコンサートに来る度に思うのだが、ドコにこれだけのファンが居るのだろう?それだったらCD買ったら?って。ショップに行っても彼らのCDを手にしているヒトを余り見掛けないから。ステージ上にはドラムのトム・ブローマン(元センド・ノー・フラワーズ)、ベースのジョン・プール(カーディアックス)、ギターのコニー・ブルーム(元エレクトリック・ボーイズ)が揃っており、後は主役が現われるのを待つのみ。で、アルバムでも身に付けていた黒のレザーを纏い、登場。一発目はアルバムの冒頭を飾っていた「ソニック・シェイク」 するとイキナリ、スモークとパイロが。会場内は予想外の仕掛けに興奮。ステージ袖に目をやると女性のコーラスが二人。グラサンを掛けて、マイクに向かって叫んでいるが、ナニも聞えず。アルバムの順に曲が進み3曲目「エニウェイ・バット・メイビー」で再びパイロ炸裂。スタッフのヒトがその度に忙しなく動いているのも見える。結果的に4曲目まではアルバム通り。しかし、場内は「お帰り」ムードもあり、ジャンプ・アラウンド。頭上を舞うヒトもいるほど。「ロックン・ロール・ガール」のエンディングでドラム・ソロがあり、簡単なMCを挟んで「ブレイン・シュガー」へ。会場内は大合唱。続いてはワイルドハーツ時代に書かれた曲でアルバムにも収録されていたドラマティックなバラード「チャーチ・オブ・ザ・ブロークン・ハーティッド」へ。少し落ち着いたところでコニーのギター・ソロ。その風貌からジミ・ヘンに似てなくなはないかな?と思わせる彼。ソロも結構それっぽい感じでプレイ。そのままストンピング・ナンバー「トゥー・メニー・ヒッピーズ」へ。終盤にはパンテラを思わせる箇所があり、そこではコニー、ジンジャー、ジョンがステージ中央で楽器と身体を反らせながら演奏する場面も。これが終るとジンジャーがお馴染みのステッカーをベタベタ貼ったギターに変え、ギター・ソロを弾き、「アイ・ワナ・ビー・ニュー」へ。本編ラストは「テイク・イット・アール、ホワイ・ドンチャ」でこれでもかのパイロを使い、ファストな曲で締め。 一旦メンバーもステージを降りるが、場内からまたまた「ジンジャー」コールが起こり、アンコールへ。ステージ上に子供サイズのトラのパジャマが投げ入れられ、先日産まれたばかりの子供に成り変って、"パパ"ジンジャーが「アリガトウゴザイマシタ」と挨拶。しかし、そのジンジャーの格好はマリリン・マンソンも着けていたいたかと思うが 黒い羽根を身に着けており、とても「パパ」とはかけ離れた姿。一瞬美空ひばりや宝塚をも思い浮かべた程。始まった曲は美しいバラード「モンキー・ズー」 この日一番の盛り上がりをしたのはホントのラストの曲。そうワイルドハーツ時に演奏出来なかった曲等をリクエストしていたので、何が飛び出すやらと思っていたら、アルバム「フィッシング・フォー・モア・ラッキーズ」に収録されていた7分を超す長い曲「イングローリアス」でした。跳ねるは叫ぶはの大騒ぎ。周囲にも満足の行く顔が見えているのですが、ファンは欲張り。ステージからメンバーが降り、客電が点き、場内アナウンスが流れても、「ジンジャー」コールは止まず、ヒトもその場を離れ様とはしませんでした。時間にして約1時間強でしたが、Silver Ginger 5は確かに大阪から世界に向けての第一歩を踏み出したのです。 Reported by 水津千尋. 無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to 水津千尋. They may not be reproduced in any form whatsoever. To The Top. |