4月26日水曜日NHKホ−ルでの椎名林檎のライブに行ってきました。天気は雨でしたが、NHKホ−ルの前はたくさんの人だかりで、みんなが思い思いに椎名林檎について熱く語っているのが印象的でした。さっそく中に入って3階の自分の席につき、ホ−ル全体を見てみると、もう席はほぼ埋まっており、ステ−ジを見てみると左側にイスが2台、右側に3台置かれており、すぐ後ろは黒いカ−テンで見えなくなっています。一体どんなステ−ジなのか?期待で胸がいっぱいになります。定刻の6時30分になってもSEの音楽が終わらないので、お客さんはしびれを切らしたのか、あちらこちらから「林檎!」の声が聞こえてきました。その声がピ−クに達したとき、6時40分ごろ、チェロやバイオリンを持った人達が出てきてイスに座り、最後に白いドレスの様なものを着た椎名林檎が出てきました。この時の歓声はなかなかすごかったのですが、それを遮るようにバイオリンの激しい演奏で幕をあけました。「闇に降る雨」という新作アルバムからの曲でしたが、この曲はオ−ケストラちっくなので、まずやらないないだろうと思っていたのですが・・・。完全にやられました。「幸福論」「正しい町」といったファ−ストアルバムからの曲をメドレ−形式で弦楽団によって演奏されたのですが、この時点でかなりの観客の心を捉えていたと思います。弦楽団が袖に引っ込んだ後、ついに黒のカ−テンが開いたのですがそこには巨大心電図、人体模型、巨大な手術室の照明があり、バンドメンバ−全員医者の服装です。そんな状況のなか、ときには、鬼神のようなたたずまいで、ときには優しく歌い上げる椎名林檎に終始圧倒されっぱなしでした。「本能」「ギブス」「罪と罰」「歌舞伎町の女王」「ここでキスして」などのヒット曲は多少のアレンジを加えながらも、素晴らしい歌唱力で惹き付けていました。ビデオクリップによって彼女のエキセントリックさばかりが取り上げられていますが、椎名林檎ははっきりいって実力派シンガ−です。そして3階席の観客の声にもしっかりと答える人間性を兼ね備えた超実力派シンガ−です。ライブを観て、彼女の言動及び、衣装、ふるまいは彼女の才能を一部をもっともわかりやすく伝えているだけなのだなあと思いました。アンコ−ルを1曲演奏した後、ほとんどの観客は名残惜しそうだったのですが、その気持ちを最後のあっと驚く(少なからず私はそう思いました)演出によって和らげたところは憎らしいばかりです。ついでにこの日は新曲も披露されました。「ギャンブル」「やっつけしごと」という非常に攻撃的なナンバ−です。なんなんでしょうねえ、この人は...。
Reported by nagata hirosi.