John Lennon

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連載リレー・コラム - 第4回
これを聞かずに、死ねるか!


誰にだってあるだろう、宝物のような歌やアルバム。
そんな歌やアルバムのことを話してみよう。

 

これは生き方だったと思う


「くそ、ジョン・レノンが殺された」

 英国のブライトンに住んでいた25年前の12月8日朝、目を覚ますと、真っ先に耳に入ってきたのが、同じ家に同居していたカナダ人の友人が口にしたそんな言葉だった。そして、いつものようにキッチンで仲間に顔を合わせると、誰もが沈痛な表情でラジオに耳を傾けている。そのラジオから流れていたのはビートルズとジョン・レノンの曲ばかり。テレビで見たニュースだっただろうかあるいは、ラジオだっただろうか、確か、ザ・フーのピート・タウンゼントが「I don't fu**in' believe it!」という言葉を口にしのも覚えている。「嘘だろ!」という、その気持ちは痛いようにわかった。

 といっても、正直言えば、ビートルズに熱狂したこともなければ、アルバムも買ったことはなかった。ジョン・レノンの作品だって、友人のものを借りて聞いたり、テープにダビングしたりはしていても、買ったことはなかった。それでも、ビートルズ... というよりはジョン・レノンが自分のなかでどんどん大きな存在になっていったというのが正しいだろう。それは、自分が、おそらく、以降の人生に大きな影響を与えることになる英国滞在時。その最大のものが彼の死だった。

 彼の死からしばらくの後、ぐんぐんとチャートを登っていったのが"Happy Xmas (War Is Over)" (『シェイヴド・フィッシュ』に収録)。この時は、おそらく、彼を追悼する意味も込めて、(同時に商魂もあったはずだ)この曲が再びシングル・カットされて、それを買った覚えがある。まともに英語を理解し始めていたこともあったんだろう、この歌を聞くと涙が溢れてきたものだ。

 ジョンの子供、キョーコとジュリアンに「クリスマス、おめでとう」と声をかける彼のささやきで始まるこの曲の頭は「クリスマス、また、古い1年が終わり、また新しい1年が始まる」というフレーズ。そして、「この新しい1年が恐怖のない年となりますよう」と続いていく。「世界は間違っている。だから、若い人も年老いた人も、白人も黒人も黄色人種にも、金持ちも貧しい人も、争いをやめようよ」そして、「本当に望めば、戦争は終わるんだ」と、あまりにも当たり前のことを歌いかけている。それなのに、なぜ、戦争がなくならないのか? 権力を握っている(と思われてる)政治家や資本家と呼ばれる野蛮人がそれを「理想主義だ」と許さないから?あるいは、ひょっとすると、そう決めつけているのは「あなた」であり、「私」ではないのか? この歌からはそんなジョンの問いかけが聞こえるのだ。理想を「理想」と切り離すことで、すでに私達は理想を現実の力とすることを拒絶しているんじゃないだろうか? でも、この曲をじっくりと聴くことで、少なくとも自分は理想を現実と捕らえ、この間違った世界をよりいい方向には向かわせる、わずかな力になろうと思ったものだ。もちろん、それは今でも全く変わらない。この曲はそんな自分の生き方、考え方、姿勢に大きな影響を与えてくれた。

 それから数年後、ハイド・パークに25万人が集まって反核集会が開催されたときに出会ったのもジョン・レノンだった。全てのスピーチが終わり、ビリー・ブラッグやポール・ウエイラーの演奏も終わり、集まった人々が家路に向かい始めたとき、どこからともなく聞こえ始めたのが名曲「平和を我らに (Give Peace a Chance)」(『シェイヴド・フィッシュ』に収録)。かつて10代の頃に見た映画「いちご白書」のクライマックスで使われたこの曲を歌う声が徐々に大きくなり、ハイド・パークを包み込んだとき、全ての人々が笑顔を見せていた。その光景のまっただ中で、文字通り、背筋がゾクっとしたのも忘れられない。くだらない理屈もなにも関係なく、自分のなかで「だから、音楽なんだ」と思えた。ジョン・レノンがなくなろうと、歌は生き残り、いつまでもこだましていく... 自分にとって音楽は「趣味」や「余興」や、ただ「楽しい」だけのものでもなく、「生きていること」そのものだと確信を持てるようになったのもこの頃だった。

 そして、すでに言い尽くされているだろう、「イマジン」が持つ意味をまた考えてみる。「想像してみればいい」と始まるこれに、どこかで最も近いものがあるとすれば日本国憲法なんじゃないかと思う。特に、憲法9条はその理想を謳いあげたものであり、それがどれほど有名無実化している現実があっても、最後の砦として「これが存在すること」を誇りと思うし、それが僕らの救いとなっているんだろうと考えている。
 さらに、ここで自分が記しているもの、おそらく、それは自分の生き方なんだろうが、その全てがこの歌のなかに含まれていると言ってもいい。

「君は僕のことを理想家だというかもしれない。でも、僕はひとりじゃない。きっと、いつか君も僕らと一緒になってくれるよう。そうすれば世界はひとつになる」

 そんな自分をどこかで支えてくれているのがジョン・レノンの作品でもあるように思えるのだ。

 できれば、ひとりでも多くの人たちにジョン・レノンの「歌」を聞いてもらいたいと思う。そして、この間違った世界で、それを正すことができるのは「政治」や「経済」を遙かに越えた、普通の人たちなんだということを再認識してもらえればと思う。


written by hanasan

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