お勧めクリスマスアルバム - part1 -
お勧めクリスマスソング
クリスマス、いいじゃないですか。「キリスト教徒でもないのに商業主義に乗せられやがって」とは思わない。何故ならウチの父方の祖父は牧師をやっていて、母方の祖父は教会学校の校長をしていたのだから、おれにとっては自然なものなのだ。今はすっかり信仰もなく、Losing My Religion(by REM)なおれだけども、こういう環境で育ったので、クリスマスになっていく街の雰囲気自体が好きだったりする。
【まずは定番なところから】
自分のCDのコレクションを観ていたらクリスマス関係だけでいろいろ出てきた。乱造されるコンピレーションアルバムも2枚ほどあって、バンドエイドとかワム!とかクイーンとかポール・マッカートニーとか結構知られている曲が入っているもので、2枚の内容は重複していたりする。こういうCDは今の時期にCD屋に行けば買えるし、毎年仕様が違うので適当に買っても大体OKなんだが。自分が持っている中でも、やや珍品に属するのは、Brosの"Silent Night(きよしこの夜)"で当時一瞬だけ人気だった男性アイドルグループが神妙な顔をしておごそかに歌っているのは笑ってしまう。
さて、The Beach Boysの『クリスマス・アルバム』は超名盤で、特に"Little Saint Nick"はビーチボーイズお得意のコーラスワークがアップテンポのリズムに乗って、クリスマスのワクワク感とビーチボーイズが非常に相性がよいことが証明された名曲である。このアルバムのほかの曲は定番曲なんだけど"Auld Lang Syne"は、日本では"蛍の光"であって、欧米では別に閉店とか卒業式の曲ではないということが分かりますね。
そしてお勧めなのは『A MOTOWN CHRISTMAS GIFT』でモータウンのアーティストたちによるクリスマスソングのコンピレーションである。このCDは99年にロサンゼルスのCD屋で見つけたんだけど、amazonを見る限り全く同じものがあるかどうかは不明である(一応似た感じのものでこちら)。ジャクソン5、スティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス、テンプテーションズ、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズというオールスター勢ぞろいである。まあ、それぞれのアーティストが単体でクリスマスアルバムを出しているので、ダイジェスト盤といえよう。ダイアナ・ロスが「ハレルヤ〜」と歌っているのも今となっては興味深いのだが(おいおい(笑))、やはりスティーヴィー・ワンダーの"Ave Maria"や声変わりする前のマイケル・ジャクソンが歌う"Frosty the Snowman"が絶品でお勧め。それからダイアナ・ロス&ザ・シュープリームスの"My Favorite Things"は「そうだ、京都に行こう」と思わず言いたくなる(関東地区限定CMネタでございます)。
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